四代目桶屋金之助の世界

おろかなるひとり言
胸を張れるような自慢話などはありません。
照れくさい話や恥ずかしい話ばかりです。

かぐや姫 『あの人の手紙』

2020-04-26 11:03:54 | 音楽
人とコロナウイルスとの戦い。
病院はもはや野戦病院になってしまった。
今朝の中日新聞1面。
「コロナと闘う 治療最前線の医療従事者」
緊張と不安 極限
愛知県内の病院の院長らの証言が載っている。

かぐや姫の『あの人の手紙』
♪泳ぐ魚の群れに 石を投げてみた
 逃げる魚たちには 何の罪があるの
 でも今の私には こうせずにはいられない
 わたしの大事なあの人は 今は戦いの中
 戦場への招待券という ただ一枚の紙切れが
 楽しい語らいの日々を 悲しい別れの日にした

 殺されるかもしれない 私の大事なあの人
 私たち二人には 何の罪があるの
 耐えきれない毎日は とても長く感じて
 涙も枯れたある日 突然帰ってきた人
 ほんとにあなたなの さあ早くお部屋の中へ
 あなたの好きな 白百合をかかさず
 窓辺に 飾っていたわ

 あなたのやさしいこの手は
 とても冷たく感じたけど
 あなたは無理してほほえんで 私を抱いてくれた
 でもすぐに時は流れて あの人は別れを告げる
 いいのよ やさしいあなた
 私にはもうわかっているの
 ありがとう 私のあの人
 本当はもう死んでいるのでしょう
 昨日 手紙がついたの
 あなたの 死を告げた手紙が

まるでこの歌の詩のようだ。
医療崩壊寸前と言われているけど
すでに崩壊しているのでは。

医者や看護師が懸命の努力で治療にあたるが
怖いのは自身が感染してしまうこと。

家族はとても辛い日々であろう。
また医療従事者に対する差別なども起こっているという。

院内感染。
医者や看護師まで感染。
そして亡くなられた方までいる。

この歌は、かぐや姫の唯一の「反戦歌」といわれているが、
今聴いてみるとコロナ治療にあたる人々の歌にも聴こえてしまう。

いつになったら終息するだろうか。
先が見えない不安を抱いて働く医療関係者。
この歌を聴くと胸が苦しむ。

 

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