日本男道記

ある日本男子の生き様

新リア王 上

2006年04月11日 | 読書日記
新リア王 上

新潮社

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著者 高村 薫氏
【一口紹介】
「新リア王」は、前作の約10年後、曹洞宗の僧侶となった彰之が、今度は実の父・福澤榮と向き合う物語。長年互いに避けあってきた父と息子が突然出会い、仏家と自民党代議士というかけ離れた立場で対峙したとき、血やこころはどこまで通じ合うのか、言葉はどこまで通じ合うのかを極限まで突き詰めてゆく4日間の対決と対話が始まる。
物語は1987年11月30日、雪の西津軽で幕を開ける。青森県政界に君臨する代議士・福澤榮(75)は、実弟淳三の妻・晴子との間にもうけた息子・彰之(41)が住む曹洞宗の草庵・普門庵を突然訪ね、彰之を戸惑わせた。その彰之にも未婚のままもうけた息子・秋道(17)がおり、折しもその秋道が家出したというさなか、榮は長年疎遠だった彰之との対話を試みようとする。
 榮は、取りつく島のない僧侶の息子を相手に、とりあえず86年秋の臨時国会開催日の一日を振り返り、田中派に属して大臣を歴任してきた保守本流の代議士が、日々永田町で何を考え、どう行動してきたかを一気に語る。それは、まもなく金庫番の秘書・保田英世を自殺に追いやることになる贈収賄疑惑の、前触れとなる話でもあった。
 一方、彰之は出生の事情もある複雑な感情を押し隠し、東大出のエリートが遠洋漁船員を経て出家するに至ったこころも隠したまま、永平寺での禅修行の日々を語り、榮を戸惑わせる。

【読んだ理由】
話題の書。  

【コメント】
約500pの長編小説。難解な仏教用語には難渋したが読み終えることができた。







Daily Vocabulary(2006/04/11)

2006年04月11日 | Daily Vocabulary
1956.faultfinder(難癖をつける人、あら捜しする人)
You can't asssume all faultfinder are crooks.
1957.crook(不正直な人、いかさま師、ペテン師、悪党、詐欺師、泥棒)
Bankers and politicians are crooks, he believes.
1958.horrendous(法外な、むちゃくちゃな)
His horrendous behavior disgusted all the guests at the party.
1959.squarely(公平に、堂々と、きまじめに、まともに)
Look at me squarely in the eye and tell me the truth.
1960.counteraction(反作用、拮抗作用)
You are faced with a horrendous task of damage control afterwarda if you haven't taken immediate counteraction.
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