照見五蘊皆空(しょうけんごうんかいくう)とは
「照見五蘊皆空」とは、「身も心もすべて空であることを見通された」という意味。
まず「照見」は、「苦難を前にして怖気づいている自分の心にカツをいれる勇気」
次に「蘊」は、「集まったものの意」で、「五蘊」は、諸存在を構成する物質的・精神的五つの要素、色(しき)・受・想・行・識が寄り集まってできた心と体を意味する。
色=色身といって、肉体のこと。
受=あらゆるものをキャッチして感受すること。
想=感受したことをあれこれ思い返して、その思いにとらわれていくこと。
行=とらわれた想いに、さらに関わっていくこと。
識=分別したことの是非、善悪を認識すること。
すなわち色は一字で体を表し、受・想・行・識の四字で心の働きをさしている。
したがって、「照見五蘊皆空」とは、みずからの人生や仕事に徹底できたとき、体も、思いも、とらわれも、すべてが解放されるということを表している。
『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経
(出典: 一部 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
般若心経 (Han-nya singyou)
「照見五蘊皆空」とは、「身も心もすべて空であることを見通された」という意味。
まず「照見」は、「苦難を前にして怖気づいている自分の心にカツをいれる勇気」
次に「蘊」は、「集まったものの意」で、「五蘊」は、諸存在を構成する物質的・精神的五つの要素、色(しき)・受・想・行・識が寄り集まってできた心と体を意味する。
色=色身といって、肉体のこと。
受=あらゆるものをキャッチして感受すること。
想=感受したことをあれこれ思い返して、その思いにとらわれていくこと。
行=とらわれた想いに、さらに関わっていくこと。
識=分別したことの是非、善悪を認識すること。
すなわち色は一字で体を表し、受・想・行・識の四字で心の働きをさしている。
したがって、「照見五蘊皆空」とは、みずからの人生や仕事に徹底できたとき、体も、思いも、とらわれも、すべてが解放されるということを表している。
『仏説摩訶般若波羅蜜多心経』
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時、照見五蘊皆空、度一切苦厄。舎利子。色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識亦復如是。舎利子。是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明、亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽。無苦・集・滅・道。無智亦無得。以無所得故、菩提薩埵、依般若波羅蜜多故、心無罣礙、無罣礙故、無有恐怖、遠離一切顛倒夢想、究竟涅槃。三世諸仏、依般若波羅蜜多故、得阿耨多羅三藐三菩提。故知、般若波羅蜜多、是大神呪、是大明呪、是無上呪、是無等等呪、能除一切苦、真実不虚。故説、般若波羅蜜多呪。
即説呪曰、羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶。般若心経
(出典: 一部 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
般若心経 (Han-nya singyou)