日本男道記

ある日本男子の生き様

徒然草 第二百十三段

2023年07月18日 | 徒然草を読む
 


【原文】 
御前の火炉に火を置く時は、火箸して挟む事なし。土器より直ちに移すべし。されば、転び落ちぬやうに心得て、炭を積むべきなり。
八幡の御幸に、供奉の人、浄衣を着て、手にて炭をさゝれければ、或る有職の人、「白き物を着たる日は、火箸を用ゐる、苦しからず」と申されけり。 

【現代語訳】  
天皇の御前に火を入れる時は、種火を火箸で挟んではならない。素焼きの器から、直接移すのである。その際、炭が転がらないように、用心のため炭俵を積んでおく。
天皇が石清水八幡宮を参拝した時に、お供が白い礼服を着て、いつものように手で炭を注いでいた。それを見た物知りの者が、「白装束の日は、火箸を使っても問題ない」と言った。

◆鎌倉末期の随筆。吉田兼好著。上下2巻,244段からなる。1317年(文保1)から1331年(元弘1)の間に成立したか。その間,幾つかのまとまった段が少しずつ執筆され,それが編集されて現在見るような形態になったと考えられる。それらを通じて一貫した筋はなく,連歌的ともいうべき配列方法がとられている。形式は《枕草子》を模倣しているが,内容は,作者の見聞談,感想,実用知識,有職の心得など多彩であり,仏教の厭世思想を根底にもち,人生論的色彩を濃くしている。

Daily Vocabulary(2023/07/18)

2023年07月18日 | Daily Vocabulary
30796.behind schedule(イべントの遅延)
Actually、all the train are behind schedule.
30797.make it(間に合う)to succeed in getting somewhere in time for something or when this is difficult 
We made it just in time.
30798.be supposed to (~することになっている )used to say what someone should or should not do, especially because of rules or what someone in authority has said
 What time are you supposed to be there? 
30799.implications(影響)a possible future effect or result of an action, event, decision etc 
What implications does this merger hold for your future business?
30800.reach out to(~に働きかける、~に接触する )to show people that you are interested in them and want to listen to them 
The charity is reaching out to the families who need support.