見えない杖

小学校の同級生、Ｓくん。

女子校の付属の小学校だったのだが、１クラスしかない上に、クラス40人に対して、男の子12人しかいなかった。

私の思い出の中では、私は男子組で、男子の遊びは、ほぼ一緒に遊んでいた。

中学からは、女子校なので、男子は、外へ出なければならず、

私も受験して、他の女子校へ行き、

いつのまにか、同級生とは疎遠になってゆき、

10年に1回くらいの同窓会で、会える人はいいけれど、

会えない人は小学校の卒業式から、全く知らず。

ちょうど、癌を告知された1ヵ月後に、同窓会があった。

そこで、Sくんと、30数年ぶりに、会った。

でも、顔を見れば、すぐに思い出した。

だって、6年間も同じクラスだったのだから。（もしかしたら、転校生だったかな・・）

そこからです、改めてご縁が再会したのよね。

私は同窓会の近況報告で、乳癌の話をカミングアウトした。

彼も、20代の頃から、C型肝炎で闘病中とのことだった。

あれから、一度、入院中にお見舞いに来てくれた以来、

会っていないんだけれど、

この2年、お互いのBlogで近況報告みたいな感じで、

どんな状況で暮らしているか、何だかわかる。

すごいね、Blogって。


三つ子の魂百まで、というけれど、

小学校の時も優しかったＳくんは、

今も本当の意味で優しい。

Blogを読んでいると、彼には申し訳ないが、

小学校時代の顔が浮かんできてしまう。


そんな彼が、私のお誕生日に、こんなBlogを書いてくれました。

同窓会のあと、お手紙をくれました。

つらいときは、見えない杖、になるって。

すごい技だわぁ～！

実際に2年も会っていないのに、

さりげない言葉で、本当に見えない杖になってくれたのですよ～！



でも、小学生の頃から、その要素が多分にあったような気がするなぁ。。。。

私が暴れん坊の男子と殴り合って喧嘩しているときも、

そばで心配そうに見ていたのは、Sくん。

そのときの表情がとても印象に残っている。


人生って、面白い。

必要な人は、縁がまた復活するみたい・・ね！


とにかく、ありがとう、しか言えません。


小学校の担任の先生も、82歳だけれど、まだ文通が続いている。

長いご縁です。


ある意味、ご縁というのは、自分の気持ち次第で続けられるし、

消滅もできるもの。

ならば、ご縁を大事に育んでいくことって、大切だね～♪


感謝です★



Thank you so much！！