回覧が回ってきました、東側燐家より、同時にジャガイモが取れたのでと、頂きました、ここの団地の貸農園で作っているようです、北海道のジャガイモのようにおいしくはないけれどと、ありがとうございます、北海道のジャガイモと聞くと、学生時代の彼女をすぐに、思い出します、実姉より送って来て、知り合いにもっていきなさいとの手紙がそえてあって、付き合い始めて日の浅い彼女のところにもって言ったところ、もらう理由がないと、人づきあいが下手で、ましてや女性と付き合ったことなどないから、どうしていいかわからずいたせいだと、また、古い友人からまた手紙、記憶にないと、私と彼女が分かれる原因を作って、翌年の年賀状に申し訳なかった、と書き添えてあったのに、覚えていないと、極端な言い方をすれば、加害者は、のど元過ぎればもう関係ない、まさに現在の日本の姿そのものに見えます、私は、何十年前の失敗、うらぎりをしたことは覚えている、常に思い出し、口に出して謝り、反省し、どうすればよかったか、試行錯誤している、記憶にないなどとは、とても言えない、まして、彼女を裏切ることになった日々のこと、彼女の悩む姿、つらそうな姿、脳裏から離れない、毎日、あんなに愛してくれていたのに、申し訳ない、私があまりにも愚かだったと、謝っている、種類の違う人はもう、友人とは呼ばないほうがいいだろうか、