また、助けられた、学生時代、何かと気遣いをしてくれていた、思い出して気が付いた。一昨日ケイヨーD2の一階トイレで頭上から風を感じた瞬間、右目に異物が入った感触があった、鏡を見ても何も入っている様子がない、時間の経過とともに、突き刺さるような鋭い痛みが増してくる、翌日今井眼科に行くことにして健康保険所をバックにしまい、場所の再確認と診察時間を調べて、23時少し過ぎ、痛くて目を開けていられない、何もできないので、寝ることにして布団に横になり、なぜか西面順子さん、この痛みを直してと、必死に何度も頼みながら、いつのまにか寝ていた、朝起きると、痛みが全くない、寝たせいで間もなく痛みが復活するだろうと、病院に行く準備をしていたが痛くならない、丸一日立っても痛くならない、平常に戻っている、助けられたと、学生時代、中川西面さんに注いでもらったぞの大声にふられたと勘違いして、かなしなり、むなしくなり、寂しくなり、そして私尽くす方なのという声が聞こえてきて、いたたまれなくなり席を立ち会場を出たとたんあまりのショックで体が動かなくなったどうしたのといって同じサークルの女性が来てくれた、一人では体が動かない一刻も早く会場を出たくて一緒に帰ってもらった、逃げたくてしょうがなかった、翌日から、時々聞こえてくる言葉にも、自分にはもう関係ない、もうどうでもいいと、彼女の声に振り向こうともしていなかった、ちょっと立ち止まって考えればわかることだったのに、必死に私は心を動かしていないと、いっていたのに、思い違いをしてしまった、数十年もの間、思い違いをしていた。気づいてから毎日申し訳なかったと誤っているそれなのに、お願いをしてしまっていた、迷惑になるのを考えずに、でもやはり助けられていた、私は何度助けられるのだろうか、卒業して数年後、電車に乗った時に目の前に彼女がいた、黙って見つめるだけで言葉をかけれなかった、迷惑したろうと思う、降りた後ろで同級生なの、との声が聞こえていた、説明しなければならなかったろう、申し訳なかった。どうしたらよかったのか総括する毎日が続いている、取り寄せてくれと頼んだ数学の本購入予定日に取りに行ったら売れたという、注文しますかと聞かれて、いやと答えた瞬間店員の顔色が一瞬で真っ青こなりわばったのを覚えている、一か月位立ったころ、中川あの本はおれがかったんだといつも隣に座っている友人と思っていた男が話してきた、聞きもしないのに、誰も私が数学の本を発注したのを知らないはずなのに、その時に、その男のことをよく考えるべきだった、そして縁を切っておくべきだった、この人さえいてくれればこの世の中何もいらないと思った人が去ることにならないように、かなしませ、絶望させ、目の前が真っ暗にならないように、すべきことがたくさんあった。誤解して、遠慮して、二度と会えないようにしてしまったていた、