日本が、アメリカのような経済、軍事、資源大国なら、中国やロシアと敵対しても、何とかなるかもしれない。
しかし、今の日本はと言うと。
軍事は通常兵器のみで、北朝鮮にも敵わない。
資源は、ほとんどなく、海上封鎖されれば、それだけでお終い。
ウクライナのように、ロシアや中国などを敵にまわしたら、日本は兵糧攻めだけで、お陀仏。
だからこそ、そんな日本の立ち位置は、ウクライナと違い非常に厳しい。
安全保障については、西側諸国ベッタリの日本。
ところが、その西側諸国の経済力は、衰退の一途。
国境が無くなくかったかのようにグローバル化してきた国際経済も、ロシアのウクライナ侵攻で一変した。
グローバル経済を謳歌してきた、西側諸国も経済制裁の名の下に、自ら経済をブロック化して、市場を狭めてしまった。
西側諸国は、ロシアの首を絞めようとしているのに、かえって、自分の首を絞めている状況。
いずれにせよ、日本は、アメリカに安全保障を任せている以上、アメリカ配下の西側経済ブロックに入らざるを得ない。
そうなると、中国やロシアとの貿易は、益々困難になるばかり。
西側経済ブロックの中での貿易だけでは、日本の経済成長は難しくなる。
そうなれば、日本経済の衰退は、加速していく一方。
日本が経済を犠牲にしてまで、安全保障をアメリカに任せたとしても。
ウクライナを見ればわかるとおり、アメリカが本気で日本を守ってくれるかどうか分からない。
そりゃそうだ。
アメリカは「自由と民主主義」の国。
アメリカ国民は守っても、外国人は守らない。
当然の話だ。
それでは、アメリカが、本気で日本を守ってくれるようにするには、どうしたらいいのか。
日本が、もう一度、アメリカに無条件降伏して、アメリカの51番目の州になるしかないだろう。
今回は、政治的な無条件降伏。
アメリカ合衆国の日本州。
アメリカのお荷物にならないように、1つの州で我慢する。
だから上院議員は2人。
下院議員は人口割。
これだったら、日本人から大統領が出る可能性はほとんどない。
1億2000万人の最大の州なのに、上院議員は2人。
岸田首相は、日本州知事。
これなら、アメリカ人も文句は言わないかもしれない。
当然、言語は英語。
全ての制度もアメリカ。
「自由と民主主義」「法の支配」と言う価値観を共有する国同士なのだから、アメリカに統合してもらうのが一番。
ヨーロッパの西側諸国は、たくさんの国々が、EUやNATOとしてスクラムを組める。
ところが、西側諸国の一員と言えるのが、台湾と韓国しかない極東の危険地帯。
しかも、その台湾だって、ウクライナの状況を見ている以上、いつ中国に乗り換えるか分からない。
韓国だって、北朝鮮で手一杯。
極東のポツンと島国の日本は、アメリカ合衆国に統合してもらうしかないだろう。
ただし、全てはアメリカ人次第。
とにかく、日本はアメリカに統合を要請してみたほうがいいだろう。
その要請をアメリカ人が受け入れるようだったらいいが。
アメリカが日本の申し出を拒絶するようなら、アメリカに安全保障や経済を依存するのは無理ということだ。
そうなったら大変だ。
ただ、覚悟は決められるだろう。
そうなれば、いつまでもアメリカや西側諸国ベッタリでは、日本に未来は無い。
日本の未来のためなら、あらゆる手段をとって、したたかに国益のみを目指すしかない。
判断を誤れば、第二のウクライナになるからだ。