シヤッターのある風景

シャッターの写真を撮りまくる「シヤッター写真家」がシャッターについて語ります。随感、記録など。

シヤッターの顔見知る(おまけ)

2020-09-20 22:03:00 | シャッター

シャッターのポストや手掛、内外錠の高さがちょいちょい変わるという話をしたのでおまけ。
「平均的な部品の位置」について調べてみました!

人の顔でもよく「平均顔」とか作られたりしますよね。
シャッターでも部品位置の平均を出せば「平均シャッター顔」を作れるのではないかと。

平均顔作りって膨大なデータが必要なので、なかなか個人では手を出しづらいところがあります。

しかし!シヤッター写真家ならそれができます。



データならすでにたんまり持ってますから!!

ポートフォリオサイトに登録したすべてのシャッターから、「下から何スラット目に各部品が取り付けられているか(座板は数に含まない)」を調べていくことにしました。



地道すぎて正直泣いていました。
単純に写真の枚数分だけデータを打てばいいわけではなく……



こんなのとか。



こんなものも!

そう、「シャッターの枚数分」のデータを入力していかなければならないのです。
301枚もありました。遠くから撮っていてスラットが見づらいものもありました。数時間ほどかかりました……。

苦しんだ甲斐あって出てきた結果はこちら。



最頻値は、一番よくある部品の高さ、最大値は一番高い位置、最小値は一番低い位置だと思ってください。

最小値がかなり不自然な値になっていますが、それに関してはこちらの画像をご覧ください。


一番左のシャッターに注目。

壁の途中からシャッターになっていることもあるんですよ。
そうなると手掛も限界まで低い位置にないと開けるときに困ってしまいますので、当然一番下のスラットに取り付けられています。

あと、また脱線しますが、同じ建物に複数のシャッターがついているときって「普通は」手掛けなどの部品が同じ高さに統一されていると思いますよね。



このシャッター、左右で部品の位置が若干異なります。
左シャッターは下から数えて手掛が10スラット目、内外錠が13スラット目にあるのに対し、
右シャッターは手掛が8スラット目、内外錠が12スラット目(こっちにしかないけどポストは16スラット目)にあります。本当に微妙な違いですね。

そして、このような違いがあるシャッターの多くは次の特徴も見られます。
「どちらかのシャッターがちょっと新しそう」なのです。
もう一回、さっきの写真を見てください。
おそらく左のシャッターを後から交換したのではないでしょうか?
部品の位置を調べていると、こういった発見もあるんですね。

話を戻します。



各部品の高さ平均値は上記の通り。
これを四捨五入して……。



こうして……!



平均シャッター顔の完成です!
確かによくある顔になりましたね。
平均顔って、多くの場合美形に見えるそうです。どうでしょう?美シャッターになっていますか?

あんまりタメにならないことのほうが多い私のブログですが、今回は大事なことをお伝えできたのではないかと思っています。

Excelって便利だと。

皆さんもMicrosoft Excelのインテリジェンスを駆使して、より良いマニア活動を!


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