シヤッターのある風景

シャッターの写真を撮りまくる「シヤッター写真家」がシャッターについて語ります。随感、記録など。

(前編)令和元年鬼怒川温泉旅行記

2020-05-31 19:11:00 | 旅行
こんにちは。シヤッター写真家です。
昨日も今日も引きこもり生活をしていましたが、正直そろそろ外に出たいです。
仕事以外の用向きで、特に旅行なんか行きたいですね。

仕方ないので癒しを得るために直近の旅行の振り返りをしようかと思います。
2019年6月末の旅行記録です。皆さまが旅行解禁なさるときの参考になれば幸いです。

「鬼怒川温泉に行こう」

廃墟などに関心のある知人から上記の提案を受けたことが旅行のきっかけです。
私は廃墟の専門家ではないため、鬼怒川温泉の詳しい背景は存じ上げませんが、非常に大雑把な説明をすると

温泉街として栄華を誇る→バブル崩壊→観光客の減少などの要因で宿泊施設が経営難に→現在は人気観光地でありながら、有名廃墟群としても知られる二面性のあるスポットに。

といったところでしょうか。

もしかしたらかなり「醸している」感じのシャッターに出会えるのでは?と廃屋内部に立ち入らないことなどをマイルールに、行ってまいりました。


当日は思いっきり雨が降っていました。。
知人は「あいにくの天気」と評していましたが旅行趣旨としてはドンピシャです。
そして、駅から宿泊先に向かう道中で早速シャッターを発見しました。



ああ、この感じ好きです!!!
全面錆に侵食されたシャッター、汚れに縁取られた「トケイ ユビワ」の文字、シャッターの極まで苔むした地面、何もかもがパーフェクトです。
この旅行で一番気に入ったシャッターをまさかの序盤で見つけてしまいました。

その後しばらく、ピンとくるシャッターに出会えない時間が続きましたが、そのような中でも見どころに事欠きませんでした。



蔦の向上心が素晴らしいお食事処や、



描写の途中で筆を投げてしまったかのような建物など。

一瞬一瞬に興奮を禁じ得ない街並みに期待感が高まります。
宿泊先に荷物を置いてから、メインである廃墟群に向かうことに。

ちなみに宿泊した場所は「鬼怒川プラザホテル」。
現在は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、6月18日まで全館休業のようです。
(2020年5月31日現在の情報。延長、短縮の可能性もあるとのこと)
本当に素敵なホテルでしたので事態が落ち着いたらご利用なさったらいかがでしょうか。しゃぶしゃぶと野菜がとても美味しかった思い出。



比較的キレイめのシャッターもありました。
ちなみに豆知識ですが、シャッター上部に4箇所ほど見られる錆びが濃い部分は、シャッターを巻き取る軸に装着されたバネ状の部材「スプリング」の錆びがうつったものと思われます。

ここまで書いていて少し長くなる気配を感じたので、続きは後編へ。
後編では廃墟群の中で見かけたシャッターなど。


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