オーディフィル公式ブログ (趣味の小部屋)

スピーカー工房「オーディフィル(AudiFill)」の公式ブログ。
リアルで心地よい音の【ひのきスピーカー】を製作中。

吸音材とサブウーハー

2008年04月26日 22時51分13秒 | オーディオ
久々に(?)、オーディオです。

以前から気になっていたスピーカー内の吸音材を吟味してみました。
今回使用したのは「手芸用綿」で、ぬいぐるみ製作時に使う裁縫用の物ですが、吸音材としても優秀です。

吸音材は、「毒をもって毒を制す」みたいで余り好きではないのですが、やはり効果絶大ですね。
単にスピーカー内部に置くだけではなく、置く場所によっても大きく効果は変わってきました。

吸音材の置き方として実感したのは・・・
・吸音材を置く位置により、音の指向性(放射特性)も変化する。
・つまり、左右均等に置くのが順当。
・スピーカー箱を部屋だと見立てて、どこに吸音材を置きたいか?と考えると、ベストポジションが見つかりやすい。
・早い話、箱内部のフラッターエコーや定在波を抑えられそうな位置に設置すると良いよう。
・エンクロージュア全体に薄く広げると、高音域だけ吸音されてしまいマイナス面が目立った。
・効果的な一箇所に軽く固めて置くとよい。

といったところでしょうか。

吸音材を適当に設置したところ、音の嫌味が減少し、音場表現力も向上しました。
内部の乱反射した音が再生音を濁していたようです。


そして、もう一つ。今まで意識になかったサブウーハーの足回り

買った当初から、ウレタン製の足を何の疑問もなく取り付けていたのですが、これを除去。

これが大当たり。
低音の誇張感が減り、メインシステムと一体となった感じが強くなりました。そしてボーカル等の中高音域の音にも明らかな変化がありました。これは驚きですね。


サブウーハーの足元変更で、意外にもシステム全体の音色が変わってしまったため、また上流系の置き方から再吟味ですね。 いや、サブウーハーにインシュレーターという手も??
手持ちのインシュレーターが多いとなかなか楽しめますw

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2 コメント

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Unknown (くされももんが)
2008-04-27 00:45:23
スピーカーの内部を部屋と置き換えるのは斬新ながらも
かなり的を得た発想なのではないでしょうか。
自作はそういった細かな調整が出来て羨ましいです!
返信する
コメントありがとうございます。 (カノン5D)
2008-04-27 21:52:20
スピーカー内の吸音材も、フラッターエコーや有害な反射音の減少を目標としているので、同じなのかもしれませんね。

スピーカー内部を調整できるのも自作スピーカーの利点ですが、悩みの種がひとつ多くなりますねw
返信する

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