夏本番ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
Stereo誌の自作スピーカー特集もあったことですし、この休みにスピーカー作りに精を出している方も多いのではと(勝手に)思っていますw
さて、実は、新型SPを製作中でして、
今回はそれについて書いていこうと思います。
時はさかのぼって、去年の夏(2012年8月)にセンタースピーカーを一台作製したことが、この作製記の序章になります。
-------------------
当時使用していたセンタースピーカーは
TangBandの TangBand W3-582SCを使用した簡易的なもの。
さすがにこれは貧弱だろう…ということで、
当時製作したのがこちら。「S-032」
この「S-032」は、FOSTEXのFT7RPと、FW168HRを使用した2wayでした。
高級ユニットらしい存在感のある音を聴かせてくれたのですが、
実は、この二つのユニットは「つながり」が悪いのです。
2wayスピーカーを作製したことのある方ならわかると思うのですが、
2wayの場合、「ツイーター再生帯域の下限」と「ウーハー再生帯域の上限」がマッチすることで、全帯域でフラットな特性を得ることができます。
しかし、ツイーターの「FT7RP」はリボン型のためか、
カタログスペック・聴感共に、5kHz前後からダラ下がりで、ウーハーの上限を高く設定する必要があるようです。
一方でウーハーの「FW168HR」は、カタログスペックこそ綺麗に伸びた高音域なのですが、
実測すると2kHzのところに大きな凸があり、実際に使えるのは1kHz以下といったところのようです。
高級ユニットを使い、見た目もGOODだった「S-032」でしたが、
音は微妙なものでしたorz
そうは言っても、綺麗に仕上げをしたために、簡単に捨てるわけにもいかず、
困った中で打ち出した、苦肉の策がこちら。
W3-582SC復活w
あれだけ貧弱といっていたTangBandユニットをミッドレンジとして復活させました。
首尾一貫など あったものではありません。
ちなみに、ネットワークは、こんな感じ。
ツイーター FOSTEX FT7RP:0.68μF(直列)
ミッドレンジ TangBand W3-582SC:9.5μF(直列)(高域カットなし、アッテネーター使用)
ウーハー FOSTEX FW168HR:2.0mH(直列)
ミッドレンジのおかげで、2wayの中抜け症状は改善され、
FW168HRの力強い低域も加わったことで、満足のいくセンタースピーカーとなったのでした。
----------------------------
そんなこんなで、一年近く使用していたのですが・・・
「ミッドレンジがW3-582SCって、ショボクないか?」
と悪魔が囁きだしたのです。
たしかに、TangBand W3-582SCはCP比の高い優秀なユニットなのですが、
FOSTEXの高級ユニットFW168HRと張り合えるだけの実力があるかというと、「否」だと思うのです。
実際に音の出方を見ると、W3-582SCからメインの音声がでている感じで、
「ミッドレンジのクオリティを上げてみたらどうなるだろう?」
こうして、今回の製作がスタートしてみたのです。
続く。
Stereo誌の自作スピーカー特集もあったことですし、この休みにスピーカー作りに精を出している方も多いのではと(勝手に)思っていますw
さて、実は、新型SPを製作中でして、
今回はそれについて書いていこうと思います。
時はさかのぼって、去年の夏(2012年8月)にセンタースピーカーを一台作製したことが、この作製記の序章になります。
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当時使用していたセンタースピーカーは
TangBandの TangBand W3-582SCを使用した簡易的なもの。
さすがにこれは貧弱だろう…ということで、
当時製作したのがこちら。「S-032」
この「S-032」は、FOSTEXのFT7RPと、FW168HRを使用した2wayでした。
高級ユニットらしい存在感のある音を聴かせてくれたのですが、
実は、この二つのユニットは「つながり」が悪いのです。
2wayスピーカーを作製したことのある方ならわかると思うのですが、
2wayの場合、「ツイーター再生帯域の下限」と「ウーハー再生帯域の上限」がマッチすることで、全帯域でフラットな特性を得ることができます。
しかし、ツイーターの「FT7RP」はリボン型のためか、
カタログスペック・聴感共に、5kHz前後からダラ下がりで、ウーハーの上限を高く設定する必要があるようです。
一方でウーハーの「FW168HR」は、カタログスペックこそ綺麗に伸びた高音域なのですが、
実測すると2kHzのところに大きな凸があり、実際に使えるのは1kHz以下といったところのようです。
高級ユニットを使い、見た目もGOODだった「S-032」でしたが、
音は微妙なものでしたorz
そうは言っても、綺麗に仕上げをしたために、簡単に捨てるわけにもいかず、
困った中で打ち出した、苦肉の策がこちら。
W3-582SC復活w
あれだけ貧弱といっていたTangBandユニットをミッドレンジとして復活させました。
首尾一貫など あったものではありません。
ちなみに、ネットワークは、こんな感じ。
ツイーター FOSTEX FT7RP:0.68μF(直列)
ミッドレンジ TangBand W3-582SC:9.5μF(直列)(高域カットなし、アッテネーター使用)
ウーハー FOSTEX FW168HR:2.0mH(直列)
ミッドレンジのおかげで、2wayの中抜け症状は改善され、
FW168HRの力強い低域も加わったことで、満足のいくセンタースピーカーとなったのでした。
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そんなこんなで、一年近く使用していたのですが・・・
「ミッドレンジがW3-582SCって、ショボクないか?」
と悪魔が囁きだしたのです。
たしかに、TangBand W3-582SCはCP比の高い優秀なユニットなのですが、
FOSTEXの高級ユニットFW168HRと張り合えるだけの実力があるかというと、「否」だと思うのです。
実際に音の出方を見ると、W3-582SCからメインの音声がでている感じで、
「ミッドレンジのクオリティを上げてみたらどうなるだろう?」
こうして、今回の製作がスタートしてみたのです。
続く。
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