ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

映画「クーリエ:最高機密の運び屋」を観る

2023年03月05日 | 映画

Netflixで「クーリエ:最高機密の運び屋」(2020年、英=米、監督ドミニク・クック)を観た。

1962年10月、ソ連のキューバへの核配備によりソ連とアメリカと衝突寸前に陥る。このキューバ危機を回避するために、CIAとMI6はスパイの経験など皆無だったイギリス人セールスマンのグレヴィル・ウィンにある諜報活動を依頼する。それは販路拡大と称してモスクワに赴きソ連軍参謀本部情報総局GRUの大佐ペンコフスキーから機密情報を西側に持ち帰るというものだった。ペンコフスキーが祖国を裏切ってまで平和追求をする姿勢に動かされ、この任務を引き受けることにして、せっせと情報を運んでいたが、ついにこれが発覚することになりソ連に拘束され・・・

出演は

  • グレヴィル・ウィン:ベネディクト・カンバーバッチ(英、46)
  • オレグ・ペンコフスキー(アレックス):メラーブ・ニニッゼ(ジョージア、57)
  • エミリー・ドノヴァン(ヘレン):レイチェル・ブロズナハン(米、32)
  • シーラ(ウィンの妻):ジェシー・バックリー(アイルランド、33)

この映画は実話だ、観た感想をいくつか

  • 主役のウィン役のカンバーパッチは知らなかったが、良い役を演じていた、この映画ではなぜか憎めないセールスマン役でイタリア人ではないかと思わせる軽いノリで役を演じていたが、ソ連に存在がバレて拘束されてからがすごかった、もともと痩せ型ではあるが、役のためにいっそう痩せ細った姿を実際に作ったのだろう、演技が真に迫っていたし、最後に写った実話での釈放後の本物のウィンの映像とそっくりだった
  • しかし、実際にこんなに大きなリスクのある仕事を一セールスマンが引き受けるものだろうか、これが実話なんだから本当にすごいことだと思う一方、ソ連側のペンコフスキーは最後に処刑されたのは残念だ
  • 米英が拘束されたウィンを最初は見捨てる方針だったが、エミリーが「ここで救出しなければ今後協力者は出てこない」と主張し、結局、救出することにしたが、そのまま救出されずに姿を消したスパイは多いのだろう、それともスパイは見捨てられるが一般人だから救出したのか
  • 映画で流されるメロディーが哀愁に充ちた良い音楽であった
  • ソ連の劇場でバレエを鑑賞するシーンが2回あった、一つはシンデレラ、もう一つは白鳥の湖であった、やはりソ連とバレエというのは切っても切れないものなんだ

なかなか面白い映画だった。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿