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映画「めまい」を観た

2024年09月06日 | 映画

映画「めまい」をアマゾンプライムで観た、無料、1958年、128分、アメリカ、監督ヒッチコック、原題:Vertigo(めまい)

ずいぶん古い映画だけどカラー映像、ヒッチコックの名作らしいので観ようと思った、ヒッチコックの作品はいくつか見ているが結構良い映画だと思っている。

刑事ジョン・スコティ・ファーガソン(ジェームズ・スチュワート)は、逃走する犯人を追撃中に屋根から落ちそうになる。そんな自分を助けようとした同僚が誤って転落死してしまったことにショックを受け、高いところに立つとめまいに襲われる高所恐怖症になってしまう。そのことが原因で警察を辞めたジョンの前にある日、旧友のエルスター(トム・ヘルモア)が現れる。エルスターは自分の妻マデリン(キム・ノバク)の素行を調査してほしいと依頼。マデリンは曾祖母の亡霊にとり憑かれ、不審な行動を繰り返しているという。ジョンはマデリンの尾行を開始するが、そんな彼の見ている前でマデリンは・・・

ミステリーであり、ラブロマンスでもある

映画を鑑賞した感想を書いてみたい(ネタバレあり)

  • 刑事ジョン・スコティ役のジェームズ・スチュアートは同じヒッチコック監督の「裏窓」(1955年)にも出演していたのを観て、いい俳優だと思った、1908年生まれだからこの本映画出演時は46才くらいである、今から60年以上前の46才は結構年寄りだったろうが、若々しさがあって良かった、アメリカのいろんな映画に出演した当時の大スターだったのでしょう、わかるような気がした
  • また、彼は、私の好きな同じような時期に上演された映画「マイ・フェア・レディー」(1964年)にヒギンズ教授役で出演していたレックス・ハリソンと何となくイメージが似ていると思った、このレックス・ハリソンはジェームス・スチュアートと同じ1908年生れというからその偶然に驚いた

  • エルスターの妻で、かつ、謎の女ジュディとのダブルキャストになるキム・ノバク(1933年)は名前から言って韓国系アメリカ人かと思ったら、チェコ系アメリカ人である、美人でスタイルもよく、陰のある女性役をうまく演じていると思った
  • サスペンス部分のストーリーについては、ジョンのめまいと、それを利用したエルスターの妻殺しの策略など、うまく考えたなと思った、そして、エルスターの妻殺害計画の唯一の想定外は、妻になりすましたジュディとジョンが愛し合ってしまうという点も面白いと思った

  • エルスターの妻マデリンとそのよく似た謎の女ジュディの演じ分け、どの場面が本物でどの場面が偽物か、がわからなかったが、実は最初から最後までマデリンは一回も登場しないでジュディがマデリンを演じていたということでしょうか、終盤でジュディが「マデリンは田舎にいてここにはいないから、なりすましができた」と言っている
  • 最後にジョンはジュディと愛し合うようになったが、ジュディは妻殺しのエルスターの共犯ではないのか、そういう女と恋に落ちるのか、釈然としなかった
  • そのジュディも最後は教会の塔の上から飛び降り自殺するが、それがどうしてなのか、ジョンは最後にエルスターがどうやって妻のマデリンを殺したのか突き止めたが、その結果、恋に落ちたジュディが殺人の共犯者だと分かった、ジュディは共犯者の自分と元刑事との愛は成り立たないと思い、最後は自分で命を絶ったということか

  • エルスターが妻を殺害する動機だが、ジュディと愛人関係にあったから、ということなのか、妻と外見がよく似ている女に興味がわくものだろうかと思った、そして、殺害実行後、エルスターはジュディを捨てて別の女と付き合っている、というのも変な感じがしたが、実はその別の女と一緒になるのが彼の本当の目的で、ジョディとジョンはそれに利用されたということか
  • ジュディが自殺して映画は終わっているが、映画の中でジョンが警察を辞めてから仕事場にしている事務所でむかしの婚約者がデザイナーの仕事をしている、その彼女はジョンにまだ惚れているように描かれている、学生時代にジョンと婚約までして3週間で彼女の方から解消している仲だ、最後は彼女とよりを戻すのではないかと想像したがそこまでいかずに映画は終わった、そこは想像してくれということでしょうか

楽しめました

 



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (さくらもち)
2024-09-07 18:38:22
ご訪問ありがとうございます。わたしもジェームズ・ステュワート好きなので「めまい」録画して2度見ました。
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Unknown (4lastsongs)
2024-09-07 21:43:55
>さくらもち さんへ
>コメントありがとうございます。私もヒッチコックの映画は何回か観ると新たに気付くことがある映画だと感じました
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