日あたりのよい場所に、チガヤの綿毛が一面なびいている風景を見るようになった。
「チガヤ」の由来は、「チ」は千を表し、多く群がって生える様子から、千なる茅(カヤ)の意味で名付けられたものなのだそうだ。
漢字で「茅」と書き、尖った葉が垂直に立っている様子から、矛に見立てたものだという。
昔、勤めていた地域に「千茅」というところがあった。
その名のとおり、「ちがや」と読んでいた?。
きっと、古来チガヤがたくさん生えていた場所だったのだろう、なんて思っていた。
チガヤについて調べてみると、なんと花言葉まであることに驚いた。
「親しみ深い」
「子供の守護神」
「みんなで一緒にいたい」
などがあるそうだ。
こんな花言葉からすると、昔から人の身近にあったことが推察される。
作業の合間に、ふと視界に入ってきた、たくさんのチガヤの綿毛が風にそよぐ様子。
なんだか、そよぐたびにとても心をほぐしてくれるように感じた。