前回書いたのは、山下達郎の「クリスマスイブ」だった。
12月のこの時期というと、あわただしい年の瀬の中、
クリスマス
冬の始まり=雪の降り始め
センチメンタルな感情
そんなものが付いてまわる。
その思いに沿った歌が、いいなあと思う。
達郎の「クリスマスイブ」にもこれらのことは歌われている。
だから、好まれる歌になっているということもあるのだろう。
私が好きな12月を歌った歌に、流行ったのは19年も前になる歌がある。
MAXの「一緒に…」がそれだ。
歌詞の1番に当たるところでは、次のような情景が歌われている。
偶然の帰り道 意味のない言葉と 白い息の横顔 思い返してる
靴紐のとれた坂道 粉雪が落ちて 君の背中光っていたね
少し大人びてたスーツが 二人の距離を ちょっと遠くしていた
2番はこんなふうに歌われている。
北風吹く三叉路 ここでさよならだね
胸が痛くなるから 先に歩き出そう
約束なんて言葉さえ 口には出せない 久しぶりのせいじゃない
ふざけあった放課後 好きな子の名前聞いたね 今ではとても聞けない
…歌詞を聞いているだけで情景が目に浮かぶ。
初めて聞いた時には、中年真っ盛りの年代になっていたが、昔を思い出してか胸がキュンとする思いになった。
この歌の中には、やはり先ほどの3つのことがすべて含まれている。
クリスマス
冬の始まり=雪の降り始め
センチメンタルな感情
「12月 この街で」とか「クリスマス そばにいて」などの歌詞が繰り返され、この時期のことを歌っている。
寒さの中、粉雪が降り始め、男性の背中に光っている。
高校時代は、好きな子の名前まで聞いたりして気安く話ができたのに、今ではそんな話題は話せないことから、好きになっていた自分に気がつく。
「一緒にいたいとはじめて思った」自分に驚きながら、気持ちがどんどん高ぶっていく。
目に浮かぶ情景と揺れる若い女性の心情が、聴く方に、複雑な感情を呼び起こす。
12月の歌だから、曲のアレンジに、「クリスマスイブ」同様に、鐘の音を思わせる音も入っていて、気分を盛り上げる。
…まあ、そんなところがどんどん伝わってきてしまうのが、この歌が好きな理由だろうか。
MAXといえば、だいたいアップテンポな曲ばかりで、ダンスがうまい女性グループというイメージだった。
だが、この「一緒に…」は、当然激しいダンスはなく、歌で勝負していたのが印象的だった。
この歌に登場する男女の年齢からは、もう40歳以上も年をとってしまっている私だが、この歌はいつ聴いてもいいなあ、若い頃のときめきが伝わる歌だよなあ…と思う、大好きな歌である。
12月のこの時期というと、あわただしい年の瀬の中、
クリスマス
冬の始まり=雪の降り始め
センチメンタルな感情
そんなものが付いてまわる。
その思いに沿った歌が、いいなあと思う。
達郎の「クリスマスイブ」にもこれらのことは歌われている。
だから、好まれる歌になっているということもあるのだろう。
私が好きな12月を歌った歌に、流行ったのは19年も前になる歌がある。
MAXの「一緒に…」がそれだ。
歌詞の1番に当たるところでは、次のような情景が歌われている。
偶然の帰り道 意味のない言葉と 白い息の横顔 思い返してる
靴紐のとれた坂道 粉雪が落ちて 君の背中光っていたね
少し大人びてたスーツが 二人の距離を ちょっと遠くしていた
2番はこんなふうに歌われている。
北風吹く三叉路 ここでさよならだね
胸が痛くなるから 先に歩き出そう
約束なんて言葉さえ 口には出せない 久しぶりのせいじゃない
ふざけあった放課後 好きな子の名前聞いたね 今ではとても聞けない
…歌詞を聞いているだけで情景が目に浮かぶ。
初めて聞いた時には、中年真っ盛りの年代になっていたが、昔を思い出してか胸がキュンとする思いになった。
この歌の中には、やはり先ほどの3つのことがすべて含まれている。
クリスマス
冬の始まり=雪の降り始め
センチメンタルな感情
「12月 この街で」とか「クリスマス そばにいて」などの歌詞が繰り返され、この時期のことを歌っている。
寒さの中、粉雪が降り始め、男性の背中に光っている。
高校時代は、好きな子の名前まで聞いたりして気安く話ができたのに、今ではそんな話題は話せないことから、好きになっていた自分に気がつく。
「一緒にいたいとはじめて思った」自分に驚きながら、気持ちがどんどん高ぶっていく。
目に浮かぶ情景と揺れる若い女性の心情が、聴く方に、複雑な感情を呼び起こす。
12月の歌だから、曲のアレンジに、「クリスマスイブ」同様に、鐘の音を思わせる音も入っていて、気分を盛り上げる。
…まあ、そんなところがどんどん伝わってきてしまうのが、この歌が好きな理由だろうか。
MAXといえば、だいたいアップテンポな曲ばかりで、ダンスがうまい女性グループというイメージだった。
だが、この「一緒に…」は、当然激しいダンスはなく、歌で勝負していたのが印象的だった。
この歌に登場する男女の年齢からは、もう40歳以上も年をとってしまっている私だが、この歌はいつ聴いてもいいなあ、若い頃のときめきが伝わる歌だよなあ…と思う、大好きな歌である。