ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

運命の最終戦、自力残留を決めた!(他力もあったかも…) ~2024最終第38節アウェイ浦和レッズ戦~

2024-12-08 18:58:19 | アルビレックス新潟

運命の一戦。

試合前にそう評する人は多かった。

では、どんな運命が待っているのだろう。

運命と言えば、どんな結果になっても、それが運命。

甘んじて受け容れよう。

そう決意して今日の試合の開始を待った。

 

試合2時間前、先発メンバーの発表があった。

何があっても、このメンバーを信じて見守る。

そう固く決意して、画面を見つめた。

応援するサポが、メンバーを疑ってどうする。

 

センターバックには早川、サイドバックに堀米。

苦しいときに二人で主将・副主将を務めたこともあった。

ある種、新潟の命運を任せるに最もふさわしい二人の先発ではないか。

向こうの浦和は、興梠のラストゲームということで、最初から起用してきた。

 

ドキドキしながら、パソコンからつないだディスプレイで、DAZN画面を見つめる。

キックオフの笛が鳴った。

入りは慎重だなあ、と思って見ていた。

前節のガンバ大阪戦では、先制を許して、試合を苦しくした。

その二の舞にはならないようにするぞ、という点で、これでいいぞと思った。

 

並行して見ていた他会場の試合経過を見ていた娘が、

「鳥栖1-0。」

と声を上げた。

おお、これはうれしい。

磐田にリードしてくれるのは、ありがたい。

 

新潟の試合ぶりは、無理をして攻めることを選んでないように見えた。

「無失点で終われば、負けることはない。」

いつぞや松橋監督が言っていた言葉がよみがえった。

後ろでつなぐ意識が高かった。

 

そうこうして前半30分がたったころ、

「鳥栖2点目。マルセロヒアン。」

おお、これまたありがたい。

これで、仮に新潟が1失点して負けたとしても、磐田は4点を挙げなくては新潟を抜けないということだ。

これは大きい。

 

そのまま前半終了。

そのスタッツを見ると、浦和のボール支配率61%。

日頃ボールを保持する新潟が、39%。

シュート数は、浦和がわずかに4本で枠内シュートは1本のみで、新潟はなんとシュート自体がゼロ!

でも、決定的な場面を与えていないということだ。

 

後半、少しだけ浦和のペースが上がったようにも見えたが、スコアは動かず。

谷口の惜しいシュートが外れたが、これがシュートらしいシュート。

61分、浦和の興梠が退く。

ここで、浦和の選手だけでなく、新潟の選手たちも、退場の花道を作って拍手で送ってあげていた。

このひりひりする試合であっても、相手に対してリスペクトの精神を発揮する。

これが、アルビレックス新潟の好きなところの一つでもある。

いつもホームで、「スマイルスタジアム」の映像が流れるが、それはアウェイでも同じことだ。

 

興梠の選手交代が終わって、スマホを見てみると、なんと鳥栖が3点目。

鳥栖3-0磐田。

これは大きい。

新潟の選手たちは途中経過を知らないだろうけれど、応援する私たちは楽になった。

この試合、負けても勝てる。

 

だけど、最高の結果は負けないこと、いや、勝つこと。

アディショナルタイムが近づくにつれ、新潟の攻撃で惜しいシーンもいくつか生まれた。

長倉のヘディング、宮本のシュート、長倉がギリギリで合わせられなかったボールを小見がシュートしたシーン。

やっと本来の新潟のプレーになってきたが、試合終了。

0-0のドローで、勝ち点1を積み上げ、今日のミッションであった自力での残留を果たした。

 

J2降格組の鳥栖が、磐田をも引きずり込んだ形になったが、おまけに、同じく降格組の札幌が、柏に1-0で勝ってくれたおかげで、アルビレックス新潟は、16位でのフィニッシュとなった。

 

こうして、運命の一戦は、最良のとは言わないけど、臨んでいた形で終わった。

堀米、早川、ありがとう。

ベテランの域に達してきた2人の働きは、今日はとても大きかったと思う。

来季もよろしく。

 

今後は、監督はじめスタッフ、そして選手たちも出入りがあるかもしれない。

どうなるかわからないけれど、このプレースタイル、変えてほしくないな。

今日の解説者は、アルビのサッカーを評価しつつも、「今日は積極性が足りない」ようなことを言っていたけど、今日は、自力残留優先で仕方がない戦い方だった。

まあ、2か月後の新シーズンを見てくれ、と言えるといいな。

解説者も興梠も評価してくれていた新潟のサッカーを、さらに磨いてほしいものだね。

 

Visca Albirex !!!

 

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 初雪でした | トップ | 雪が降っちゃったけど、遅ま... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りゅーと)
2024-12-08 19:43:24
 私も磐田の試合経過をチェックしながらの試合観戦となりましたが、磐田が負け、とりあえずJ1残留、柏も負けて16位フィニッシュと言うことで良かったですね。
 私も堀米、早川両選手は良くやってくれた…って言う印象でした。

 シーズンを振り返ればいろいろ問題点があり、改善してもらわないとまずいこと多いんでしょうけど、基本スタイルは私も継続して欲しいですね。

 本当にホッとしました。これからもよろしくお願いします。
返信する
ほっとしたのが本音 (50fox)
2024-12-08 21:21:54
>りゅーと さんへ
"本当にホッとしました。”…この一言に尽きます。選手の中でも、堀米主将は、一人で十分すぎるほど背負っていたようです。試合後の涙を見て、そう思いました。みんなを勇気付けること、奮起させることはできても、自分だけの力でチームを勝たせられる訳ではないから、どれだけ追い詰められた感覚があったのでしょうね。「本当にお疲れさまでした」と言ってあげたい気分でいっぱいです。あとは、来季ですね。ほぼひと月後には新たな顔ぶれがそろい、さらにそのひと月後には、新しいシーズンの始まりを迎えます。期待しましょう。
ありがとうございました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

アルビレックス新潟」カテゴリの最新記事