前回は、
子どもの偏食へのアプローチということで、
分子栄養学的・ミネラル不足の視点からお話しました
前回の最後に触れた、
行動分析学での介入は…
ゲーム感覚で子どもの嫌いを好きに変える
目から鱗?!の(笑)の方法
簡単です
子どもをファミレスに連れていった時のことを思い出してください
大抵のママさんやパパさんは
お子様ランチのデザートやおもちゃを
『○○を食べたらね♡』と、
その”おもちゃ”や、デザートをエサに(←言い方が悪い?(笑))
苦手なものをしっかりと
食べさせてからの
《ご褒美として》!!
デザートのゼリーなどを食べさせるはずです
これを、
行動分析学ではもっと細かく細分化して、
食べさせる訓練としてゲームにように楽しく活用していきます
つまり、頑張って食べたらご褒美です
行動分析学ではこれを”メリット”や”好子”と言います
人間に限らず全て動物には、
その行動を奮起させる(行動が繰り返される)には何らかのメリットがある
と考えますが
これを利用して、
望ましい行動を自発的に起こすよう
コントロールするのが行動学
嫌いな食べ物にもこれを活用します
まず、子どもに、たのしいゲームをしよう
と誘い出します(笑)
嫌いな食べ物を食べるゲームということで
子どもはブーイング?
乗りきではないかもしれません
なのでお腹が空いている時に行います
ゲームをクリアしたら、
いつもはなかなか買ってもらえない
スーパーのおもちゃ付きのソーセージが用意されているのを見て、
乗り機になるかもしれません
もしくは
大好きなエビフライや🍤
ハンバーグが
後半に待っている
でも良いでしょう
(オモチャ付きソーセージであれば、いつもはなかなか買ってもらないというところがポイントです)
そして、クリア出来たら、
ゲットできる(または好物に辿り着ける)ということをしっかりと伝えます
今日はピーマン克服ゲームだよ
と伝えて開始しましょう
奥田先生曰く、
ファミレスのプレート性では、
子どもが自分で好き勝手に好きなものから食べる可能性があるのでNGというのです🙅♀️🙅♂️
自宅で小さな小皿を7皿くらい用意して、
テーブルに縦に並べます
一番手前には
嫌いでいつも絶対に食べてくれないピーマンです
しかし
ここでも大事なポイントがあります
このゲームの記念すべき第一回目は、
まずはこのゲームに興味を持ってもらうことが目的です
あからさまにピーマン!!!!
がお皿に除いていては、
子どもは参加してくれないかもしれません
ピーマンは、本当に数cm、1cm弱程度でOKです
これなら僕にも出来そう!
と、チャレンジ精神を引き出しましょう
(大人だって、明らかに自分では無理な難題だとやる前からやる気が失せるものです)
そして、その1皿をクリアしたら、
ミニボーナスとして、
2皿目には
その子の好きな卵ボーロを3~4粒おいておきましょう
そして4皿目は、、
ピーマンをもう少しだけ大きくしたものを混ぜ込みます
5皿目は好きでも嫌いでもない
食べてくれそうな料理でもOKです
6皿目はまた更にちょっぴり大きめのピーマンを
ここをクリア出来れば、
ついにおもちゃ付きの大好きな
ソーセージをゲットできます
これをクリアしなければ、
ソーセージとおもちゃは絶対に与えてはいけません
第一回目は、
すべてのピーマンのサイズは本当に本当に小さくて少量でOKです
このゲームをやると、
嬉しいご褒美がある
と、興味を持たせることが肝心で、
初回から難題を提供してしまうと、
このゲームは二度とチャレンジして
くれなくなってしまうかもしれません
あまりに豪華なご褒美は用意する必要がないですが、
その子の心をぐっと掴む、
魅力的なものである工夫が必要です。
賢い子だと、
どうせゲームに挑戦しなくても
ママかパパがいつもスーパーでおもちゃ付きの
大好きなソーセージ買ってくれるし
と考え、
参加してくれません
ゲームをやらずとも
買ってもらえると分かると
ゲームに参加してくれなくなります😱
子どもって賢いです(笑)
しっかりコントロールして,
ルールを徹底しておかないと
案外子どもに見ぬかれてしまいます
わたし自身
子どもの頃を思い出しても
思い当たるところあります(笑)
良い子にしてないと○○連れて行ってあげないよ!
ってやつ。。
☝(どうせいつもの口だけでしょ?!って思ってしまうやつ(笑))
偏食へアプローチするこのゲーム
是非お試しあれ
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