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視察3日目は、TSMC本社がある新竹サイエンスパークへ。新竹サイエンスパークは東京ドームの140個分の広さ。パーク内では誰でも利用できるシャトルバスが運行しています。パーク内にはTSMCと関連企業で約15万人が勤務していて、そのほとんどがパーク外から車やバイクで通勤していますので、朝夕の渋滞はかなりひどいとのこと。パーク内にTSMCの建物は8棟あり、約3万人の従業員がいるそうです。現在、2025年稼働予定の2ナノの新工場を建設していました。
パーク内の工場で使用する水は、1日12万トンで近くのダムから取水しています。排水はパーク内の処理施設で浄化処理しており1日18万トンの処理能力があるそうです。熊本の新工場とは建屋も従業員も使用する水の量もまったく規模が違いました。
これから熊本に帰ります。
↓新竹サイエンスパーク管理局前で
視察2日目は、まず、スターラックス航空を訪問。
スターラックス航空の熊本ー台北線は、週5便で運行したが、現在は、週7便になり、社としては熊本台北線を重要視されています。ボルターズと台湾のバスケチームの親善試合などスポーツを通した日本との交流なども進め、毎月搭乗率が上がり現在は87%と高い搭乗率となっています。
団体客と個人客と半分半分くらいで、個人客はTSMC関連のビジネス客とのこと。日本への旅行商品を販売するのにバス不足などの課題がありそこを改善してもらいたいとの要望がありました。
次に、日本でいう国土交通省である台湾交通部高速公路局を訪問。台湾の道路事情や高速交通網の整備状況などを調査。台湾の高速道路は車線数が多く平面と立体の道路が通してありますが、それでも渋滞がひどくて今朝も渋滞で視察先に着くのが遅れました。渋滞を回避するために有料道路の入り口ではなく途中で料金が請求されるETCシステムについて説明していただきました。
そして、三普旅行社へ。三普通旅行社は九州産交ツーリズムと連携して熊本からの旅行者を受け入れています。交通、宿泊、食事、物販、観光など旅の総合商社として異なる旅行サービスを提供されています。台湾から日本の観光客はコロナ前の数にほぼ回復していますが、日本から台湾への観光客はコロナ前の5割程度とのことで台湾の魅力をさらに発信していかなければなりません。その一つのツールとして取り入れているオンライン観光を実践していただきました。