平成27年3月14日(土)、橋建協が”橋ファン”のあなたへ贈る大阪港湾橋クルーズ!と銘打ったクルーズツアーに参加。
サブテーマは「大阪を彩る川と橋。橋の専門家と橋の歴史を学びクルーズ船に乗ろう!」一般社団法人 日本橋梁建設協会の主催。
このツアーは、フェイスブックの友達から紹介していただいたもので、抽選にも残りこの度の参加となった。
集合場所は、大阪港海岸通りにあるホテルシーガルてんぽーざん大阪。難波駅からJRで40分程度の距離。
期待を胸に会場へと向かった。
隅田川遊覧等これまで参加していたが、橋専門家同席によるクルーズ船は初めて。天保山大橋→港大橋→なみはや大橋→夢舞大橋→此花大橋→天保山大橋を周回するクルーズツアーは、橋ファンである私には、とても楽しいひとときとなった。
(会場3階のフロアーから見た大阪湾の様子)
クルーズに先立ち、講話:「世界に誇れる大阪ベイエリアの橋」と題して、講師:阪神高速道路株式会社 技術部 金治 英貞さんからお話いただく。
世界各地の橋をプロジェクターで映しながら、わかりやすく解説。思わず橋見学に行きたくなる説明。これから橋の日の活動等で紹介する場合に参考となる話もたくさん聞けた。
天保山大橋(斜張橋)。
大阪市港区築港と同市此花区桜島とを結んでおり、阪神高速5号湾岸線の一部となっている。
完成年次 : 1990年、橋長 : 640m、中央径間長 :350m、主塔高 : 152m、桁下高 : 45m、幅員 : 25.3m (主塔の幅は、桜島側よりも築港側の方が広くなっている。)、車線数 : 6車線と記録されている。
夢舞大橋(アーチ橋)
大阪市此花区の大阪北港地区にある2つの人工島「夢洲」と「舞洲」の間に架かる橋梁。世界初の浮体式旋回可動橋。完成年 : 2001年、総工費 : 635億円、橋長 : 940m、浮体部 : 410m、幅員 : 33.8m、車線数 : 6車線(片側3車線、両側に歩道)
此花大橋(吊橋)
大阪市此花区北港と此花区舞洲を結ぶ大阪港に架かる橋。 北港(北地区)と、既成市街地を結ぶ延長1.7kmの長大橋。完成年:1990、形式:モノケーブル3径間連続自碇式吊橋、橋長 540.00m、支間長 120.00m + 300.00m + 120.00m、幅員 23.50m、橋脚 鉄骨鉄筋コンクリート
新木津川大橋(アーチ橋)
大阪市大正区船町1丁目と大阪市住之江区柴谷2丁目の間の木津川に架かるアーチ橋。
完成:1994年、中央部の橋長:495m、中央部のスパン:305m、総延長:2.4km、幅員:11.25m。
なみはや大橋(箱桁)
大阪市港区と大正区を結ぶ、尻無川に架かる全長1,740mの橋。橋下に水面上高さ45m・幅100mの航路を通すため橋の両端は急勾配になっている。夜景が綺麗な事でも有名。
完成:1995年、形式:3径間連続鋼床版曲線箱桁、橋長:1,740m、支間長:最大250.00m、幅員:11.00 - 15.40m、橋脚:鉄筋コンクリート
港大橋(トラス橋)
大阪府大阪市港区海岸通3丁目と住之江区南港東9丁目を結ぶ全長980mのトラス橋。トラス橋としての中央径間510mは日本最長で、世界第3位の長さ。
世界最大級の3径間ゲルバートラス橋(橋長980m、 側径間235m+中央径間510m+側径間235m)。上下2層のダブルデッキ構造。
終了後、記念撮影。
「橋の日」活動で、橋の魅力を紹介するツアーを実施しているが、表現する力という点でヒントをいただいた。今後、「橋の日」の活動を通して、多くの方にその技術と歴史、デザイン、景観への配慮などを伝えていきたい。100年~200年後も暮らしや思い出の中で語られる橋の存在は、大きいと改めて感じた。
参加者全員に、パンフレット「浪華八百八橋」、橋クリアファイル、橋ジグゾーパズルの記念品をいただいた。
楽しい企画、時間の都合がつけば、ぜひ来年も参加したい。
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