今朝の京都新聞でも京都マラソンの特集記事が組まれていました。
経済効果は40億円を超えるそうですが、事業費用も4億2千万円から6億5千万円に膨れ上がり、2億3000万円の超過。市議会では非難が集中しているという。
そりゃ、そうです。見通しが甘かったではすまない。1.5倍の事業経費。赤字の補てんは全て市民の血税。
当初1000人の警備を警察からの要請で3600人に増員したそうだ。
一人当たり28000円の警備費になるという。
京都府警の非協力的な横槍も含め、何たる運営。
ビジネスマンならまさに失格。
そこまで頭がめぐってないということだ。
京都マラソンの成功に向けて大会運営のボランティアの募集もなかったようだし、大会までの交通規制の案内やう回路の案内も十分ではなかったように思う。
で、警察から各交叉点の警備はと言われ大大手企業へ運営の一括発注を行った結果だった。
京都以外の参加者が8割と経済効果を新聞でも論調でとりあげているが、京都と東京、大阪の人口差は格別に違う。そもそも、その都府県でのランナー人口が違いすぎる。
また、市民ランナーからコースの難しさも敬遠された結果、マラソン初心者の参加も少なかったようだ。
そもそも多数を集める市民マラソンとして開催される都市型マラソンに斜度7%の狐坂をコースにとりいれることに矛盾がある。
いろんなところで無駄が見られた。
●スタートとゴールを別けることによる西京極から平安神宮への荷物の搬送費用。
●鴨川河川敷のランナーが川に落ちないようにと延々にはりめぐらされた横幕の設置費用。
●各交叉点できちんと警備してない警備員
今回の京都マラソンを走ったランナーから聞いた直接の感想。
「都大路を走らせないコース取り。あれはないよねぇ」
「女子駅伝と同じコースでも良かった」
「救急車両が通るとかでランナーストップが2回あった。結局何もなくタイムロスした。ランナーは気色ばってた」
「鴨川河川敷は狭かった」
「狐坂あれはないですよね。はるか上にランナーが見えた」
これは私が直接聞いた何回もフルマラソンを走ったランナーからの声でした。
私が危惧したことがそのまま、現れている。
で、新聞論調では大手企業の一括発注の見直し、参加費の値上げも含めて収入確保の検討をとくくられている。
冗談じゃない。
もっと無駄を省き、魅力のある大会にしないといけない。
で、再び提言。
●渋滞問題
京都市は南北の交通を考えないといけない。当日はう回路を示しながら、早めに都大路を通過するコースを考える。例えば、岡崎から東大路を下り、四条から烏丸を上がるコース。四条通や烏丸通なら地下鉄が通り、反対側に歩行者も通過できる。この場合は堀川や西大路が南北のう回路となる。途中から御池通りを通って天神川まで広い道を走らせれば今度は東がう回路となる。
西まで走らせてもいいし、丸太町通りから西大路を上がらせても東部分で迂回できる。最後は東大路や白川通を使っても可能である。そのう回の案内をしっかりすること。通行規制の時間案内が長すぎた。
マイカー自粛を訴えるだけでなく、15000人も走る京都マラソンの成功への協力を強く呼びかける。
●京都をめぐるコースづくり
京都は各地の人々から特別な気持ちを持って見られています。なんか心のふるさとのような。
だったら、行ってみたい名所をコースに取り入れるべきです。名所には大きな案内の看板を立て、ランナーにも見てもらえるように。
●市民に理解され、応援したいと思われるコースをつくること
15000人のランナーが縦横無尽に走るマラソンであることを歓迎できるような、市民が身近に応援できるようなコースを確立すること。高校駅伝や女子駅伝は市民が理解できてること。
京都の中心の大通りは高校駅伝や女子駅伝でも観衆は多い。
●市民で作り上げたマラソンにする
体振であろうが、体協であろうが京都全体のボランティアの力による大会の運営をめざす。安易にアウトソーシングしない。市内の中高にも協力をもとめ、手作りのマラソンをめざす。
これは各地のレースでは普通のことです。あわせてボランティアも大いに募集する。魅力ある大会なら、自分が走らなくても成功させたいと思う気持ちは強くなるはずです。
●収入源の確保
参加費の値上げはとんでもない。実行委員会の失敗を参加するランナーの負担に回すのはもってのほか。実行委員会はいかにコストを少なくして多くのランナーからエントリーを得るのかを考えないといけない。
今の10000円でも高いと思う。どれだけ、ランナーに満足していただけたかに想いを馳せないといけない。
地方の大会で3000円や4000円での参加費で満足させている大会はいっぱいある。実行委員会はそこまで研究しないといけない。
また、京都には京セラ、ワコール、オムロン、村田製作所、任天堂、ロームなど世界的にも優良企業がたくさんあります。こういう企業からの協賛もとって事業費の予算化をはかるべきです。もちろん、参加費を抑えてより多くのランナーから京都は参加しやすいという努力をすべきです。こういう努力をしてきたとはおもいません。
大会を開催するにあたって、マイカー自粛の同意署名を町内会レベルで回すという問題も発生しました。
今回はあまりにもきびしい府警の要請にこたえてのコース取り。京都府警もちょっと非協力的すぎます。あさはかな実行委員会の対応が生んだ結果でした。決して成功裏に終わったとは言えないでしょう。こんなことでは、第2回の京都マラソンはあり得ません。
またこの結果、安易に参加料の値上げが議論に上がってくるとしたら、もう止めたほうがいいです。
市民に喜ばれ、日本に誇る都市型マラソンを運営する能力はないのですから…
大会開催まで意見をつのった実行委員会でしたが、たくさんのランナーや市民から意見が寄せられたと聞きますが大きくは当初考えられた案から大きくは変更されませんでした。どれだけ、ランナーの声が吸い上げられたのでしょうか?
再度、事業規模、コース、参加費用、運営方法、広報のありかた、協賛企業への要請やボランティアの募集など各方面にわたって、一からプランを練り直すべきでしょう。稚拙にも来年も開催するとしなくても、都市型マラソンはどうあるべきかじっくり時間をかけてもいいかもしれません。
こんな声が市民スポーツ振興局に届いたらいいと思うのですが…
経済効果は40億円を超えるそうですが、事業費用も4億2千万円から6億5千万円に膨れ上がり、2億3000万円の超過。市議会では非難が集中しているという。
そりゃ、そうです。見通しが甘かったではすまない。1.5倍の事業経費。赤字の補てんは全て市民の血税。
当初1000人の警備を警察からの要請で3600人に増員したそうだ。
一人当たり28000円の警備費になるという。
京都府警の非協力的な横槍も含め、何たる運営。
ビジネスマンならまさに失格。
そこまで頭がめぐってないということだ。
京都マラソンの成功に向けて大会運営のボランティアの募集もなかったようだし、大会までの交通規制の案内やう回路の案内も十分ではなかったように思う。
で、警察から各交叉点の警備はと言われ大大手企業へ運営の一括発注を行った結果だった。
京都以外の参加者が8割と経済効果を新聞でも論調でとりあげているが、京都と東京、大阪の人口差は格別に違う。そもそも、その都府県でのランナー人口が違いすぎる。
また、市民ランナーからコースの難しさも敬遠された結果、マラソン初心者の参加も少なかったようだ。
そもそも多数を集める市民マラソンとして開催される都市型マラソンに斜度7%の狐坂をコースにとりいれることに矛盾がある。
いろんなところで無駄が見られた。
●スタートとゴールを別けることによる西京極から平安神宮への荷物の搬送費用。
●鴨川河川敷のランナーが川に落ちないようにと延々にはりめぐらされた横幕の設置費用。
●各交叉点できちんと警備してない警備員
今回の京都マラソンを走ったランナーから聞いた直接の感想。
「都大路を走らせないコース取り。あれはないよねぇ」
「女子駅伝と同じコースでも良かった」
「救急車両が通るとかでランナーストップが2回あった。結局何もなくタイムロスした。ランナーは気色ばってた」
「鴨川河川敷は狭かった」
「狐坂あれはないですよね。はるか上にランナーが見えた」
これは私が直接聞いた何回もフルマラソンを走ったランナーからの声でした。
私が危惧したことがそのまま、現れている。
で、新聞論調では大手企業の一括発注の見直し、参加費の値上げも含めて収入確保の検討をとくくられている。
冗談じゃない。
もっと無駄を省き、魅力のある大会にしないといけない。
で、再び提言。
●渋滞問題
京都市は南北の交通を考えないといけない。当日はう回路を示しながら、早めに都大路を通過するコースを考える。例えば、岡崎から東大路を下り、四条から烏丸を上がるコース。四条通や烏丸通なら地下鉄が通り、反対側に歩行者も通過できる。この場合は堀川や西大路が南北のう回路となる。途中から御池通りを通って天神川まで広い道を走らせれば今度は東がう回路となる。
西まで走らせてもいいし、丸太町通りから西大路を上がらせても東部分で迂回できる。最後は東大路や白川通を使っても可能である。そのう回の案内をしっかりすること。通行規制の時間案内が長すぎた。
マイカー自粛を訴えるだけでなく、15000人も走る京都マラソンの成功への協力を強く呼びかける。
●京都をめぐるコースづくり
京都は各地の人々から特別な気持ちを持って見られています。なんか心のふるさとのような。
だったら、行ってみたい名所をコースに取り入れるべきです。名所には大きな案内の看板を立て、ランナーにも見てもらえるように。
●市民に理解され、応援したいと思われるコースをつくること
15000人のランナーが縦横無尽に走るマラソンであることを歓迎できるような、市民が身近に応援できるようなコースを確立すること。高校駅伝や女子駅伝は市民が理解できてること。
京都の中心の大通りは高校駅伝や女子駅伝でも観衆は多い。
●市民で作り上げたマラソンにする
体振であろうが、体協であろうが京都全体のボランティアの力による大会の運営をめざす。安易にアウトソーシングしない。市内の中高にも協力をもとめ、手作りのマラソンをめざす。
これは各地のレースでは普通のことです。あわせてボランティアも大いに募集する。魅力ある大会なら、自分が走らなくても成功させたいと思う気持ちは強くなるはずです。
●収入源の確保
参加費の値上げはとんでもない。実行委員会の失敗を参加するランナーの負担に回すのはもってのほか。実行委員会はいかにコストを少なくして多くのランナーからエントリーを得るのかを考えないといけない。
今の10000円でも高いと思う。どれだけ、ランナーに満足していただけたかに想いを馳せないといけない。
地方の大会で3000円や4000円での参加費で満足させている大会はいっぱいある。実行委員会はそこまで研究しないといけない。
また、京都には京セラ、ワコール、オムロン、村田製作所、任天堂、ロームなど世界的にも優良企業がたくさんあります。こういう企業からの協賛もとって事業費の予算化をはかるべきです。もちろん、参加費を抑えてより多くのランナーから京都は参加しやすいという努力をすべきです。こういう努力をしてきたとはおもいません。
大会を開催するにあたって、マイカー自粛の同意署名を町内会レベルで回すという問題も発生しました。
今回はあまりにもきびしい府警の要請にこたえてのコース取り。京都府警もちょっと非協力的すぎます。あさはかな実行委員会の対応が生んだ結果でした。決して成功裏に終わったとは言えないでしょう。こんなことでは、第2回の京都マラソンはあり得ません。
またこの結果、安易に参加料の値上げが議論に上がってくるとしたら、もう止めたほうがいいです。
市民に喜ばれ、日本に誇る都市型マラソンを運営する能力はないのですから…
大会開催まで意見をつのった実行委員会でしたが、たくさんのランナーや市民から意見が寄せられたと聞きますが大きくは当初考えられた案から大きくは変更されませんでした。どれだけ、ランナーの声が吸い上げられたのでしょうか?
再度、事業規模、コース、参加費用、運営方法、広報のありかた、協賛企業への要請やボランティアの募集など各方面にわたって、一からプランを練り直すべきでしょう。稚拙にも来年も開催するとしなくても、都市型マラソンはどうあるべきかじっくり時間をかけてもいいかもしれません。
こんな声が市民スポーツ振興局に届いたらいいと思うのですが…
高校駅伝や女子駅伝についても、歓迎しているわけではありません。
こんな風に反対している人間がいることも、分かって欲しいですね。