杜の都駅伝展望 立命4連覇なるか!?

いよいよ、明後日は杜の都駅伝（全日本大学女子駅伝）。お昼の12:10から日テレで放映だから、TVの前にかじりついて、じっくりみましょう。
もちろん録画もとっときます。選手がどういう走りをするかを確認していきたいと思います。

今回は立命女子陸上部の4連覇がかかっています。90年代には京都産業大が4連覇を成し遂げたことがあり、それに並びます。
2009年に4連覇に挑んだとき、西原加純、吉本ひかり、石橋麻衣、森唯我を擁する佛教大に交わされました。
一時は仏大全盛時代かと思われたが、西原、吉本らが卒業し、2年後には優勝をもぎとった。
しかしながら、ここ11年間、立命は8勝。選手の層も厚く、最盛期だと言えます。

先日行われた関西学生駅伝では、2位でした。しかし、インカレで活躍した大森菜月ちゃんや菅野七虹ちゃん、ユニバーシアードハーフマラソンで優勝した津田真衣ちゃんなどを温存して臨んだ結果で昨年のタイム以上。大森ちゃん、菅野ちゃんはインカレで足を痛めたとききますが、これは十倉コーチ流の第2グループで闘わせてどんな結果が出るかを観たのだろうと、想定通りと読んでるに違いありません。

で、立命を4連覇に導く杜の都駅伝の展望。
6区間38.0km。関西学生駅伝から1区間増える。メンバーは6人。
関西学生駅伝の走りを観ながら、誰を外して、誰を入れるのか？　計算では関西での2名を外して、温存の3名を入れる。　
十倉みゆきコーチの考え方を意識してメンバーを考えてみました。
今回は先手必勝。十倉コーチからすると1区から抜け出し、2位との差を広げ、確実に4連覇を達成する作戦に出るかもしれません。できればメンバーみんなが区間賞。完全優勝を狙うのかも。
まあ、これは駅伝ですから区間ごとに各大学の狙いと強弱があって難しいとは思いますが…

京都新聞より　右から菊池、菅野、大森

で、杜の都駅伝各区間のメンバーを考えてみると

1区/6.4km　菅野七虹
　
　　立宇治出身の菅野ちゃん。高校駅伝でも1区を買って出てる。今年のインカレでは5000こそ9位だったが、10000ｍでは3位。5000ｍ以上でも強くなってきている。昨年も1区を買って出てトップでタスキを渡したが、各大学のエースが競う1区。区間の後半大きく伸びていき、トップに躍り出て昨年以上に差をつけるには彼女が適任。

2区/5.6km　大森菜月

　　インカレ5000ｍで連覇した大阪薫英女子出身の彼女。その強さは測りきれない。大学に入って大きく伸びた選手。トップで襷を引き継ぐとその明るさといい、そのバネとスピードで調子に乗るような気がしてならない。この娘は何をしでかすかわからない。一気に差を広げるかも。

3区/6.8km　廣田麻衣

　　安定した強さを持っている。故障しないことが彼女の強み。長身を生かした大きなストライドで差を広げてくれるに違いない。もし変わるとしたら筑紫女学院での園田聖子ちゃん。2人とも調子がイイ。

4区/4.8km　太田琴菜
　　
　須磨学出身の彼女。1回生インカレ1500ｍにも出場するだけあって、スピードには定評がある。インカレでは後半離されるも7位で入賞した。須磨学園出身者兄は少ないストライド走法。不安要素はあるが、まあだまだ伸びしろのある選手。短い区間なら秒差のダメージは少ないとみて、彼女の起用を考えたい、

5区/9.2km　津田真衣

　　ロングならまかしときなはれ。ユニバーシアード10000ｍ2位、ハーフマラソン金メダルの彼女。温存のエースはこの区間で発揮できる。アップダウンの多いこの区間でブレの少ない走りをみせられるかどうか？昨年の富士山駅伝でのアップダウンの多い薮下明音の走りの記憶が彼女に残ってるかどうか。今年はおごることなく、圧倒的な走りを見せてほしい。


6区/5.2km　菊池文茄

　　やはりアンカーは復調した菊池ちゃん。仲の良い津田ちゃんからトップのタスキを受け取ったら彼女も気持ち良く走るだろう。、調子がいいんだったら、キャプテンに花をもたせなきゃと十倉コーチは感が合えるに違いない。

いずれにしても楽しみですね。