民主党のお家芸=舌下事件

2011-10-19 15:32:37 | 司法試験関連
平野達男復興担当相(参院岩手選挙区)は18日、福島県二本松市で開かれた参院民主党の研修会で講演し、東日本大震災で多くの犠牲者を出した津波被害に関し、「私の高校の同級生みたいに、逃げなかったばかなやつがいる」と述べた。津波の犠牲になった近しい人物を念頭に置いた発言とみられる。

はぁ,相変わらず民主党らしいニュース。一応,親しかった同級生への想いが云々,ということで終息を図りたいようである。最初は,「まぁ,そうかな」と思ったが,やっぱりチョイトおかしい。

「あの馬鹿,死にやがって」という意味だけなら分からんでもないが(本人も岩手選出なので自分も「インサイダー」であるという気持ちはあろう),上述の発言だとそうはならない。「高校の同級生のように」逃げなかった「馬鹿な奴がいる」,という意味なわけだから,高校の同級生に対する発言限り,とは言いきれない。実際に逃げ遅れて亡くなった人に対しても「馬鹿な奴」と言っていることになる。同級生への思いだけなら別の言い方もできるはずである。

話を聞いていて,気分悪い人も多いと思う。そもそも講演会で個人的に熱くなられても困る。民主党は政治家も秘書も,コミュニケーション能力が激低い,と言わざるを得ない。
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情報戦

2011-10-19 15:01:27 | 司法試験関連
今年は早めに「2011年版フレーム講義」の準備に着手しようと思って,作業をちらほら開始しました。

合格発表の時に,「ケー論,どんぴしゃでした!」と言われて,そのときは単純に喜んでいたのですが(笑),確かに刑法なんて,ケー論で過剰防衛のところでかなり詳細に検討した判例群がベースの出題でした。これは事前に検討していたら確かに強い。

行政法も仕組み解釈の具体例を相当示していますし,憲法は第3回のリニューアル版です。その他「生の行為を先ず拾う→法的に評価する→生の事実の評価を再構成する」,という作法や,民法の「損害額」が勝負,主張+反論程度でよいので主張責任を意識する(抗弁・再抗弁という細かいものではなくて良いので),等いつも色々なところで指摘していたことを実践すれば,相対評価の中では合格圏に入ると思います。

そういう意味で確かに本試験は「情報戦」ですね。有益な情報を取得し(インプット),それを自分のものにして使いこなせるようにする(アウトプットで実践トレーニング),これが試験対策の王道です。

ただ念のため!「聞いただけ」では不十分です。使いこなせるようにセットアップしないと無意味です。
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