3.11

2014-03-11 12:22:07 | 雑感

大震災から3年。あの日、いつもと同じように朝起きて日々の生活を始めた人が21000人いた。まさかその日の14時46分に超巨大地震と津波に巻き込まれるなどとは想像だにしなかったはずだ。人の命は儚い。そして「その日」がいつ来るのかなんて誰にもわからない。日々を大切に生きなければと思いつつ、だらしない生活を送ってしまう。反省しなければ。

3年前、4月に3日前に再開したばかりの仙台空港から仙台入りした。空港周辺の風景の衝撃を的確に表現できる言葉を残念ながら持ち合わせていない。5月の本試験の時には仙台会場まで応援に行った。最初自腹で行くつもりで、「1日だけ仙台に行って良いですか」と聞いたら、会社が「是非行ってくれ。会社がお金も出すから」という話になった。あの時は物凄い弾丸行程だった(前日22時過ぎに現地入り、当日応援後、昼には渋谷で講義していた)。

岩手・宮城とは違う意味で苦しんでいるのが福島だ。目に見えない敵との戦い、先の見えない戦いは相当きついと思う。3年も経って遅々として進まないのはなぜなんだ、と思っていたが、昨日TV等で除染作業の様子を見て「これは終わらない。大変な作業だ」と思った。やはり現状を見ないで物は考えてはいけないなと痛感した。批判するのは簡単だ。

しかし、地震から津波まではまだ想像できるが、まさか更に原子力発電所がメルトダウン寸前になる、というのは正直あの日まで想像なんてできなかった。「地震」と「原発」が結び付かなかったのだ。

あれから3年。灯火の消えた銀座や渋谷の夜も随分前のような気がする。しかし決して風化させてはならないし、諦めてもいけない。黙祷。

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