現実を受け入れて邁進する

2014-07-14 23:32:02 | 司法試験関連

短答式試験ですが、「客観的には」相当楽になったのは間違いないと思います。やはり下4法の細かい知識を入れる作業の負担は物理的にかなり大きいからです。他方で、「主観的には」きつくなったかもしれません。受験回数制限の緩和という「恩恵」を受けた代わりに、「受け控え現象」が事実上なくなり、短答突破率が下がるのは避けられないからです。

もっとも、何か実情がそんなに大きく変わるわけではないです(元々自信がなかった層が受けるようになるだけなので、分布的には下方に広がる感じになるからです)。それでも「半分以上が落ちる」というのは受ける終わるまでプレッシャーになるのは間違いないです。

しかしながら、制度に文句つけてもしかたありません。どんな時代も「制度」に対しては色々な文句・不満は出ます。大事なことは、どうすれば受かることができるのか、突き詰めて、そして「やり抜くこと」です。科目数が半分以下の3科目になるのですから、言い訳はききません(「量が多くて大変」という抗弁は通じない)。答案のレベルを見る限り、基準点に及ばない人の答案の多くは、「法律答案の体をなしていない」というのが悲しいかな事実なのです。大胆に言えば、「このレベルの答案は採点しようがしまいが全体の合否判定に事実上影響はない」、というのが現実です(だから事務負担の関係もあり採点しないわけである)。

今から真剣に短答対策をしましょう。それが論文基礎体力にもつながります。時間はたっぷりあります。合格圏内に自分を放り込みましょう!

 

Comment (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする