コメント欄にご質問がございましたのでお答えをば。
下4法の短過去問題の扱いです。時期にもよるのですが、特にインプット段階では、演習素材として使うのがいいと思っています。やはり演習を通じて学ぶことのメリットは大きいです。特に判例素材の問題は重要です。条文系は、試験委員が重要条文だと判断したわけなのでランク付けに使えます。
何より、論文の素材になりうるネタの宝庫であることに変わりはありません(住民訴訟の問題は短答で問われた条文知識をそのまま聞いてきただけでしたね)。ただいわゆる「短答プロパー的」なものは覚える必要はないです。
上3法については、基本的には従来通りの勉強で構いませんが、正答率を上げるよう、「知識の精度」には意を払うべきでしょう。刑法で気になる学説系もおそらく説は2個か3個程度で検討させる問題だと思うので(従来レベル)、そこまで神経質になることもないと思うのですが、「判例以外知らん」的な勉強をしてきた人は少し態度を改めたほうがいいですね。