突然ですが、先週の火曜日(つまり1週間前)の晩御飯、何食べたか覚えていますか。
恐らく殆どの人は思い出すことができなでしょう。しかし、先週の水曜の昼くらいに同じ質問をされたら答えられると思います。何せ前の晩の話なので。
これが木曜、金曜、土曜となると段々怪しくなってくるのではないでしょうか。そして1週間経った今日になると答えられない。
これは、先週の火曜の晩御飯は何だったのかは多くの人にとって「短期の記憶」だからです。「短期の記憶」は1週間でほぼすべて忘却してしまうと言われています。
受験勉強で気を付けなければいけないのは、「短期の記憶」に過ぎないのか、「長期の記憶」に置き換えることができたのか、このあたりを勘違いすることです。「短期の記憶」のままだと、何年勉強しようが極端な話、直近1カ月程度の知識しか蓄積されていない危険性があります。
いくら勉強しても短答の点が伸び悩んでいる人は、「短期の記憶」に過ぎないものを「覚えた!」と勘違いしている危険性が非常に高いと言えます。実はまだ「覚えて」はいないのです。