民訴法判例

2018-12-20 17:31:21 | 司法試験関連

本試験論文対策において、公法系・刑事系では、判例の事実関係を押さえておくことの重要性は多くの受験生も認識していると思います。それに対して、民事系はあまり意識していない人もいるのではないでしょうか。

確かに、民法、商法では有名判例・最新判例自体は題材になることがありますが、刑事系や公法系のように、問題の骨組み自体を判例に準拠するというような大掛かりなものではないですし、判例自体を知っていれば対処できる、というレベルが基本です。

しかし民訴法だけはそうではないので注意しましょう。「事実関係の違いに留意して」、という出題がそれなりにあります(民法では一時期見られた)。「本問は判例と似た事案だけど、その結論を維持すると本件では座りが悪いがさて」、という問題意識を問うパターンです。この場合、事実関係の違いに気が付かないと手も足も出ない可能性があります。民訴法ではそれなりに事実関係を意識した方が良いでしょう。

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