法隆寺を見学してから隣接している中宮寺(ちゅうぐうじ)にお参りしました
中宮寺は聖徳太子が母・(穴穂部間人)あなほべのはしひと皇后の御願により 太子の斑鳩宮跡に建立したとされる日本最古の尼寺です(現在地から約500m東に土壇が残っています) 平安時代に入ると伽藍は衰退し寺宝の多くは法隆寺に移されます……度々火災に遭い法隆寺東院に避難し 旧地への再建ならず ここに伏見宮貞敦親王の王女が入寺し 法隆寺東院の隣りに新たな伽藍を造営し 尼門跡斑鳩御所として寺観が整えられました
*中宮寺本堂 高松宮妃殿下の発願により 吉田五十八(よしだいそや)氏が設計し 昭和43年5月に完成
本尊「国宝」の菩薩半跏像(如意輪観音菩薩)は 飛鳥彫刻の最高傑作と言われ この像のお顔の優しさは数少ない アルカイックスマイル(古典的微笑)と呼ばれ エジプトのスフィンクス レオナルド・ダ・ヴィンチ作のモナ・リザと並んで世界の三大微笑像と呼ばれています
仏像に性別はありませんが女性のように感じます 身体も優美で 柔らかい曲線 全身黒漆で覆われ 神秘的で心惹かれました
また天寿国に往生した聖徳太子を描く天寿国繍帳(複製品)飛鳥時代の服装を身にまとった男女 鳳凰 月 蓮華…右上の赤い服をまとった人物が聖徳太子と言われていました
参道や本堂脇に山吹が植えられています
(↑この画像は中宮寺のパンフレットからお借りしました)
*会津八一の歌碑
*中宮寺
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北
拝観時間(受付は閉門15分前まで)
春・夏 3月21日~9月30日迄 午前9時~午後4時30分
秋・冬 10月1日~3月20日迄 午前9時~午後4時
歩数6228歩 法隆寺・中宮寺散策