JLPGAツアーのスーパーファイナル『JLPGAアワード2022』が12月21日、都内のホテルで開催された。年間最優秀選手賞のJLPGA Mercedes-Benz Player of the Yearへ輝いたのは山下美夢有。賞金ランキング第1位、JLPGA栄誉賞など5冠を達成し、22年の顔にふさわしい表彰ラッシュとなった。また、各賞の受賞者、各大会の優勝者が一堂に集結。華やかなムードで激闘のシーズンを締めめくった。
山下美夢有が5冠を達成。22年シーズン、JLPGAツアーの年間女王はさらなる感激に背筋をピンと伸ばした。「光栄です。ありがとうございます」と、ひと息入れた後、「こんなにたくさんの賞をいただけるとは思ってもいませんでした」。感謝の言葉を綴っている。
プロ3年目でつかんだ頂点。しかし、さらなる進化を目指し、「序盤戦の成績はそれほど良くなかった。でも、あきらめず、目標を立てて頑張ってきました。また、体を一番に考えてきたことも良かったと思います。きょうは、タイトルの重みをさらに感じたと同時に、23年は毎試合、挑戦の気持ちを1年間いだいて精進する」。
ゲストを前にステージで不退転の決意を宣言した。というのは、素晴らしいシーズンをおくったように映るものの、さすがは勝負師。「悔しかったことがたくさんある。確かに、優勝争いをたくさんしたけど、勝てなかった試合もたくさんある」と理由を説明した。続けて、最も印象深い試合は、「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップでした。前週まで3試合連続予選落ち。しかし、うまく立て直すことができて、いい流れを呼び込むことができた。あの試合、ショットが思い通りでパッティングのストロークが、とても良くなったから」と振り返った。
一方、今季は初の海外メジャーへ出場したことで、より意欲がわいてきたとも。「今年、全英女子オープンへ出場して、メジャーチャンピオンになりたい-と思った。ただし、今のスタイルでは通用しない。戦える体をつくりながら、ショットの精度を磨いていく。その日の状況に加え、距離を分析して打つ。やることはたくさんあります」と話した。さらに、「優勝争いができる確率が高いのは、全英女子オープンでしょう。全米女子オープンは距離が長いし、コースセッティングがタフ。もっと力をつけないといけませんね」。勢いだけではない。しっかりと自己分析をしている証だろう。
さらに、意外な目標を会見では語った。「私、人前でお話することが得意ではない。来年は皆さんへ、うまく説明できるようにしたいです。勉強して、23年のアワードでベストコメント賞をとることが夢」。というのも、新たにJLPGAブライトナーの一員に加わることを名誉に感じているからだ。
「広報活動を頑張って、プレーをしない方にもJLPGAツアーの魅力を伝えます」と語った。今月12日、首相官邸へ表敬訪問し、岸田首相へ1Wをプレゼント。もうひとつ、30日には大阪証券取引所の大納会へゲストで招かれた。会場で鐘を打ち鳴らす、大役も待っている。
以上、日本女子プロゴルフ協会
小さな体格で、日本女子ゴルフのトップに立った山下選手は、小気味いいプレーをするのでいいですね。
来年も当然活躍します。
セゴドンの復活でまた、盛り上がることでしょう。
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