こんにちは。
一晩明けて仕事から帰宅しましたが、コンディションもあまりよろしくないようで、夕刻から無線機に電源を入れてみようかと思います。
SDR受信機まわり調整のまとめ(その3 USB関連③)のつづきになります。
今回もダラダラ記事になってしまうかも知れませんがご容赦願います(笑)
何かの参考にして頂ければ嬉しいですので、最終的に今回の一連作業のまとめ記事も残しておこうと思っていますが、ここまでの対策経過をもう一度。(順不同。思いつくまま)
① プログラム側でのノイズ対策 (当方ではNaP3 Ver2.8.8が何故か良好)
② PC内部へのクランプコア処理 (NaP3表示画面上の変化はないけれど、無線機での聴感上のノイズが結構減った!)
③ 普通のPC用のUSBケーブルをFT240#43系のトロイダルコアに巻いた (かえってノイズが増えちゃった感じ。)
④ USBケーブルをオーディオ用USBケーブルに変更 (ノイズもちょっと減ったけれど、それよりも流れてくる信号が太く濃くなったという感じ。)
⑤ USBケーブルをアルミホイルでシールド (アルミホイルにノイズが乗っちゃうという感覚。 ノイズ増加。)
⑥ サウンドカードをXONAR DGXからXONAR U7に変更 (ノイズフロア大幅に低下! 効果大。 でもところどころにノイズは残っている。)
⑦ U7をアルミケースに密封 (ノイズは残留。変化なし。U7が熱中症になります(笑))
こんな感じでしょうか。 ①~⑦でNap3表示画面ノイズ減少に寄与しているのは①、④、⑥です。
ここまででだいぶ減っていて、外来信号を入れてやれば相対的にノイズは隠れるので実用上はほぼ問題ないレベル。
こんな感じです(これはPCとサウンドカードのみONの状態。つまり裸の状態のノイズです。)
-130dbmを上回るノイズが見えると思いますが、外来信号を入力してもこれらがひょっこりと顔を出すんです。
そこで最後の手段?として、ダメもとで試してみたのが下の写真のUSBフィルターです。
月刊誌 Stereoの2015年1月号の付録です。
バックナンバーで取り寄せました(3000円です) 付録代というのでしょうか(笑)
ケースなどは付いておらず裸の状態で、手のひらに乗っかる大きさです。
このフィルター、本誌記事によりますと効果の有無が分かれるとの事です。 「ノイズの多いPCでは一聴して効果実感、ノイズ対策がしっかりされているPCではかえってUSBフィルターを使わない方が良し」云々の記述があります。
USBフィルターの名称はES-OT4。 おそらくEは開発元のエミライ、SはStereoのそれぞれ頭文字かななんて勝手に想像しています(笑)
もうひとつ勝手な想像・・・・・自分のPCは結構低価格で作りも結構大らか(笑)なので、おそらくノイズが多いPC。 実際にNaP3にノイズも見えるし。 だから効果があるはず。 毎回がこんなドンブリ勘定なんです。
ちょっと見にくいかもしれませんが、本誌に掲載されていたダイアグラムを自分で書き直してみました。
(拡大)
ひとつ重要な部分の書き忘れ! このフィルター、外部電源入力も可能です。 左側の突入電流制御ブロック部分付近からの入力とお考えください。
データラインには高周波用CMF、電源ラインはPCからのバス電源であっても、外部電源であっても同一の経路を辿ってコモンモードとディファレンシャルの各フィルターを通過します。
推奨外部電源は5V1Aと書いてありますが、記事にもあるのですがやはりスイッチング電源ではメリットは少ない(無い)ようです。 そこでスイッチング電源で入力してみてバス電源との違いを検証してみました。 確かに変化なし。 スイッチングノイズが混入して劣化といったことはありません。 それだけこのフィルターが効いているのかも知れません。
で、肝心な結果ですが、上の画面からこのように変化してくれました(^^)v
ただ、ひとつだけ記録上のミス→ 表示スパン! 上は192Kなのに下は96K。。。。おおめにみてくださいませ(笑) スミマセン。
ノイズフロアこそあまり変わってはいませんが、変なノイズが殆ど消えました。(左の方の山はまだそこそこのレベルなので外来信号から頭を出すかも)
それにしても「劇的」と言って良いですよね?
開発元に御礼に画像をお送りしようかと思っています。
すみません!(謝ってばかりですが) マラソン練習があるためここでいったん閉じて、もう一度つづき記事にさせて下さい。
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