鳥取駅に到着するなり、マスクを探し歩いたり、おもちゃを見て、遠い昔を懐かしんだりしていますが、
そもそも、私が、鳥取に来たのは、
「2009松山千春コンサートin鳥取」
待ちに待った、この時がやってまいりました。
とりぎん文化会館、とても大きくて、立派な会場です。
私の座席は、1階 か列 43番 いったいどんな席なのか!?
あ、い、う、え、お、か、前から6列目、しかし、端から3番目、更にしかし、私の前に客席はなく、カーブして舞台が寄ってきています。
「千春さん、この端まで寄って来てくれたら、私の目の前に…」
この思いは、瞬時にかき消されました。
よく見ますと、高さ5mはあろうかという特大スピーカーがその舞台の端の「夢の花道」を阻んでいます。(ToT)
それでも、視界は広がっていて、今までの最高の席、前から10列目で中央、を抜き1位に躍り出ました。(*^^)v
幕が開き、白いブレザーコートにグレーの細身のパンツ姿の、松山千春さんが登場です。
『大変長らくお待たせしましたッ!!松山です!!』『インフルエンザの流行の中、みんな元気に来てくれてありがとう!!』
松山千春さんもとても元気でした。前回の心臓手術直後のコンサートも、元気だなと思いましたが、やはり、今回、とても元気を取り戻されてます。
始まりは、「卒業」 初期の歌で、別れだけれど、新しい旅立ちを歌ったもの、そして、恋の歌が4曲続きました。このうち、3曲、間に話をする事もなく、歌い続けられました。これは、「松山千春コンサート」としては、非常に珍しい事です。…、案の定、
『俺が、3曲続けて歌うのは、めったにない。1曲歌い終わって、話したいのをグーッと一生懸命我慢して、3曲歌いましたッ!!』なんていう、告白でした。
「恋」「電話」「燃える日々」
愛しているけど、別れを告げる女性の歌~捨てられた男性のつぶやきの歌~昔の恋を切なく思い出す女性の歌。
本人いわく、これは、『三部作』になっています。
特に「恋」千春さん、この歌が一番上手い!(なんて、天才歌手に向かって言うのもなんですが)ほんとに、うっとり…、胸がジーンと熱くなります。
ニューアルバムからは、4曲、そしてアンコールの曲も合わせ、合計15曲、あっという間の、3時間でした。
大きな手術をされて、人生観も多少は変わり、自重気味になると思いきや、なかなか…(^_^;)
千春さん、周囲の方から『あまり、無理をしないように』とよく言われるそうです。その言葉に対し、『今、無理をしないで、いつ、するんだ!?人生、たった一回、行ったきりの人生なんだから、俺は無理するよ!』
熱血の人は、心臓にパイプを入れて、サイボーグになり、更に熱血の人になってしまったようです。
お医者様から止められている、タバコもやめる気はないらしいですし…、
私も、もう、先の見える年令です。すべてが「一期一会」な気がして、チャンスは逃がさない、そして、力の限り挑戦する、そんな姿勢で、行ったきりの人生を歩きたいと思います。