第17回 助命と宿命
義仲の陣を離れた巴御前ですが
頼朝軍に捕まり、鎌倉に連れてこられてしまった
巴御前に関する資料は少ないらしのですが
巴はとにかく武人としての才能が高かったようですね
その上、容姿端麗
義仲の幼なじみで武芸の稽古相手になったり
便女(びんじょ)として彼の配下となったとか
ただ、義仲との離別の場面はどの物語にも描かれているそうです
戦場で追い詰められ、
義仲は共に討ち死したいと言う巴に対し
生き延びるようにと説得し、逃した
巴が草深い道をふらふらと歩いて行きましたね
義仲よりの文を義時に渡す場面
義仲は義経、範頼の兄弟軍に討たれた
更に頼朝は人質の義高を討つつもりだ
「義時よ、三日やろう 義高を討て」
義時がその任務を課せられた、宿命と悟った
頼朝に逆らえば北条は生き抜くことは出来ない
だが姉の政子は違う、何が何でも義高を助けたい
そこで伊豆山権現に隠すことを考える
義高は巴から受け取った義仲の文から父の思いを知り
いちどは伊豆山権現に行くことに納得したのだがやはり
義高は
「私は鎌倉殿を決して許さない」
なんと義時をも信じないと言うのだ
そうなれば、結果は自ずと…
義高は信濃へ帰ろうとした
だが逃げ出すや否や、義高は討たれてしまった
大姫の命覚悟の願いに頼朝も屈し
「討つな」との命を出したのだが…
家人たちに伝わるのが遅かった
この時、政子のひと言が如何に大きな波紋となるか
御台所という立場がどれほどの力を持つか
前に亀さんの言った言葉
「自分が本当に鎌倉殿の妻として相応しいのか考えなさい」
鎌倉の人々は、誰を信じればいいのか分からなくなって
皆敵に見えて来ていたのかもしれない
鎌倉は海も島も、あんなに美しいのに
逃げ切れなかった源義高、冠者殿
ほんとに美しかったですね
目の保養が出来ましたよ、今生での5本の指に入る美形でした
大姫と無邪気に毬で遊ぶこともあった、12歳なのですよね
いよいよ我が身に危険が近づいてきたことを悟ったか
故郷の信濃で生きて行くと、文を残し逃亡
追手が来た
山の中を駆けるが…
源義高は鎌倉の常楽寺の木曽塚に眠っていると伝わります
それから、静御前が登場しましたね
白拍子の静御前
ちょっと挑発ぎみのような
義経には初恋かな、セカンドラブかな
史実を知らないので、このドラマわくわくします