義姉はベットから起き上がれなくなっていた
妻が姉の世話をする
言葉数も少なくなり
一日の殆どが眠りの中である
あるとき
僕にマッサージしてもらおうかな
と呟いたそうだ
彼女の下半身は
パンパンに腫れあがっていて
マッサージどころではなくなっていた
日々弱っていく義姉が僕を枕元に呼んだ
全身で振り絞った声は
とてもか細く
僕を悲しくさせた
「ありがとうね」
彼女の目には涙が浮かんでいた
「義姉さん
僕の方こそ、出会ってくれてありがとう」
力の限り上げた彼女の手が微かに動いた
僕はその手を両手でしっかりと包み込んだ
義姉は何度か頷いて、微笑み
眠りにつく
しっかり、彼女を抱きしめたかった
しかし、それは叶わない
大好きな義姉の寝顔はとても優しかった
僕は、朝、目が覚めたとき
仕事にでかけるとき
仕事から帰ったとき
眠りにつくとき
必ず、ベットに横たわる義姉に声をかけた
義姉は、そのたびごとに
微かに頷いた
目を閉じた、その笑顔は
この上なく、愛おしかった
妻が姉の世話をする
言葉数も少なくなり
一日の殆どが眠りの中である
あるとき
僕にマッサージしてもらおうかな
と呟いたそうだ
彼女の下半身は
パンパンに腫れあがっていて
マッサージどころではなくなっていた
日々弱っていく義姉が僕を枕元に呼んだ
全身で振り絞った声は
とてもか細く
僕を悲しくさせた
「ありがとうね」
彼女の目には涙が浮かんでいた
「義姉さん
僕の方こそ、出会ってくれてありがとう」
力の限り上げた彼女の手が微かに動いた
僕はその手を両手でしっかりと包み込んだ
義姉は何度か頷いて、微笑み
眠りにつく
しっかり、彼女を抱きしめたかった
しかし、それは叶わない
大好きな義姉の寝顔はとても優しかった
僕は、朝、目が覚めたとき
仕事にでかけるとき
仕事から帰ったとき
眠りにつくとき
必ず、ベットに横たわる義姉に声をかけた
義姉は、そのたびごとに
微かに頷いた
目を閉じた、その笑顔は
この上なく、愛おしかった