(2008/ダグ・リーマン監督/ヘイデン・クリステンセン、ジェイミー・ベル、レイチェル・ビルソン、サミュエル・L・ジャクソン、ダイアン・レイン、マイケル・ルーカー、トム・ハルス/88分)
他人の心が読めるテレパシー、封筒の中身や部屋の中の様子が外から見える(洋服の上から裸が見えるという言い方もある)透視能力、未来の出来事が分かる予知能力などなど超能力にも色々あるが、子供の頃に一番欲しかったのは手を触れずに離れた所にある物を動かせる念力(サイコキネシス)だった。
映画「ジャンパー」はそんな超能力の一つ、テレポートと言われる瞬時に遠く離れた場所へ自分を移動させる事の出来る少年が主人公。最新のVFXを使った超能力SFアクションだ。
5歳の時に母親が家を出て以来父親と二人暮らしの内気な高校生デヴィッドは、ひょんな事から自分に超能力(テレポート)があることに気付き、ニューヨークへ出て、テレポートした銀行の金庫からお金を盗み豪華なマンションに住むようになる。10年後、故郷に帰ったデヴィッドは片想いだったミリーを彼女の憧れだったローマに連れて行くが、コロッセウムで彼と同じ能力を持つ“ジャンパー”グリフィンに出会い、更には“ジャンパー”達を抹殺しようとする組織“パラディン”にも遭遇し危うく殺されそうになる。グリフィン曰く、世界中に昔から“ジャンパー”は何人もいたし、“パラディン”も昔から有った、彼らは“ジャンパー”を人類の敵だとして抹殺を使命としており、“ジャンパー”だけではなく関係者の命も狙うとのこと。グリフィンの両親も“パラディン”に殺害されたのだった。
デヴィッドの存在に気付いた“パラディン”は、やがてデヴィッドの父やミリーにも近づいていく・・・。
ローカス賞という権威ある文学賞も獲ったスティーヴン・グールドのSF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』を映画化したものだが、ストーリーはかなり違っているらしい。
監督はマット・デイモン扮するジェイソン・ボーンシリーズの第一作目の監督で、続編からは製作にまわっているダグ・リーマン。ブラッド・ピットとアンジーの共演で話題になった「Mr.&Mrs. スミス(2005)」も作っており、確かにスリリングなアクションの描写は上手いし、テレポート能力を徐々に身につけていくシーンも面白かった。
豪華なマンションを借り、ロンドンでガールハント、フィジーでサーフィン、スフィンクスの上で昼食を摂るデヴィッド。テレポートをエンジョイしているシーンにもそれなりに夢があった。
序盤の高校生時代の話は、ひ弱な男子生徒と片想いの彼女といじめっ子という設定で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出す。後半は“パラディン”と“ジャンパー”との戦いがメインのアクション映画となり、デヴィッドとグリフィンがテレポートする都市には東京も出てくる。
ストーリーは?マークが付く所も結構あるし、何しろデヴィッドは窃盗犯であるし、“パラディン”をただの悪役にしてしまうのもどうかと思う。突然出てきたダイアン・レインがデヴィッドの母親で、彼女の家出の訳が終盤で分かるが、あんまり活きてない。なんだか、続編があるような終わり方も締まりがないなぁ。
“パラディン”のリーダー、ローランドに扮するのがサミュエル・L・ジャクソン。“パラディン”にも過去から培われた“ジャンパー”狩りの道具や術があり、その辺もアクション的には面白かった。
デヴィッドには「スター・ウォーズ」のヘイデン・クリステンセン。その父には「クリフハンガー」のマイケル・ルーカー。「アマデウス」のトム・ハルスが出演しているようだが分からなかった。最初の方の高校の先生だったかも。
他人の心が読めるテレパシー、封筒の中身や部屋の中の様子が外から見える(洋服の上から裸が見えるという言い方もある)透視能力、未来の出来事が分かる予知能力などなど超能力にも色々あるが、子供の頃に一番欲しかったのは手を触れずに離れた所にある物を動かせる念力(サイコキネシス)だった。
映画「ジャンパー」はそんな超能力の一つ、テレポートと言われる瞬時に遠く離れた場所へ自分を移動させる事の出来る少年が主人公。最新のVFXを使った超能力SFアクションだ。
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5歳の時に母親が家を出て以来父親と二人暮らしの内気な高校生デヴィッドは、ひょんな事から自分に超能力(テレポート)があることに気付き、ニューヨークへ出て、テレポートした銀行の金庫からお金を盗み豪華なマンションに住むようになる。10年後、故郷に帰ったデヴィッドは片想いだったミリーを彼女の憧れだったローマに連れて行くが、コロッセウムで彼と同じ能力を持つ“ジャンパー”グリフィンに出会い、更には“ジャンパー”達を抹殺しようとする組織“パラディン”にも遭遇し危うく殺されそうになる。グリフィン曰く、世界中に昔から“ジャンパー”は何人もいたし、“パラディン”も昔から有った、彼らは“ジャンパー”を人類の敵だとして抹殺を使命としており、“ジャンパー”だけではなく関係者の命も狙うとのこと。グリフィンの両親も“パラディン”に殺害されたのだった。
デヴィッドの存在に気付いた“パラディン”は、やがてデヴィッドの父やミリーにも近づいていく・・・。
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ローカス賞という権威ある文学賞も獲ったスティーヴン・グールドのSF小説『ジャンパー 跳ぶ少年』を映画化したものだが、ストーリーはかなり違っているらしい。
監督はマット・デイモン扮するジェイソン・ボーンシリーズの第一作目の監督で、続編からは製作にまわっているダグ・リーマン。ブラッド・ピットとアンジーの共演で話題になった「Mr.&Mrs. スミス(2005)」も作っており、確かにスリリングなアクションの描写は上手いし、テレポート能力を徐々に身につけていくシーンも面白かった。
豪華なマンションを借り、ロンドンでガールハント、フィジーでサーフィン、スフィンクスの上で昼食を摂るデヴィッド。テレポートをエンジョイしているシーンにもそれなりに夢があった。
序盤の高校生時代の話は、ひ弱な男子生徒と片想いの彼女といじめっ子という設定で「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を思い出す。後半は“パラディン”と“ジャンパー”との戦いがメインのアクション映画となり、デヴィッドとグリフィンがテレポートする都市には東京も出てくる。
ストーリーは?マークが付く所も結構あるし、何しろデヴィッドは窃盗犯であるし、“パラディン”をただの悪役にしてしまうのもどうかと思う。突然出てきたダイアン・レインがデヴィッドの母親で、彼女の家出の訳が終盤で分かるが、あんまり活きてない。なんだか、続編があるような終わり方も締まりがないなぁ。
“パラディン”のリーダー、ローランドに扮するのがサミュエル・L・ジャクソン。“パラディン”にも過去から培われた“ジャンパー”狩りの道具や術があり、その辺もアクション的には面白かった。
デヴィッドには「スター・ウォーズ」のヘイデン・クリステンセン。その父には「クリフハンガー」のマイケル・ルーカー。「アマデウス」のトム・ハルスが出演しているようだが分からなかった。最初の方の高校の先生だったかも。
・お薦め度【★★=アクション・ファンには、悪くはないけどネ】
そのうちどうでも良くなって来てしまいました。映像イメージが完全に先行して作られたシャシンですな、こりゃ。
折角のダイアン・レインも生かし切れていないし。
僕は「サザエさん」的生活を送る力があるといいなあと思いますね。
力と言うよりはそういう環境が欲しい。
1年経つとまた最初に戻って永久に同じ年というわけ。初恋をした14歳の誕生日を迎える年がベスト。
僕がその後犯して来た数々の失敗もしないで済みます。ああ、あの日に帰りたい(荒井由美)・・・笑。
これは、周りの人達も当然振り出しに戻るんですよね。
で、記憶はどうなるんですか?
記憶もリセットですか?
少しだけ残して良いとか・・^^
コレ考え出すと、夜も眠れないで、昼寝しそう
記憶がない方(完全リセット)が良いと思いますね。
そうではないと、タイム・トリップして失敗したことを何度も取り消す「バタフライ・エフェクト」に近い世界になってしまう。
全く同じ環境、同じ構成要員であっても、恐らく365日目には若干の違いを生じるでしょうが、それを映画を見るように客観的に知る必要はないと思うわけです。
同じ環境で生活し、初恋のドキドキ感を再び味わいたいだけと言うか。
初恋の人とは結ばれない方が良いって言いますしね。
ロマンティストの単なる戯言です。^^
VFXシーンは見ごたえがあり、特にジャンプするときの
効果音が好きでした。だけど、主人公の描き方に
共感できませんでした。
力を得て暴走している若者としか見えないです。
パラディンのほうが正義に見えました(笑)
今度、訪れた際には、
【評価ポイント】~と
ブログの記事の最後に、☆5つがあり
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善と悪についてどう考えているのか、(映画の)作者の姿勢がいまいち分からなかったですね。“パラディンのほうが正義”というのは間違ってないと思います。^^