◎「もくじ」へ戻る。 平成23年3月上旬。私がボートを買って初めてボートを水に浮かべたのはこの頃です。場所は、かつて日本一汚い、と言われた手賀沼。
でもこれがウチから結構近い。だから多少汚くても良いやって感じでした。それに最近は徐々にキレイになっているとも聞いていましたから行ってきたのです。実際船出してみても、水の汚れは気にならなかったです。昔は夏とか異臭酷かったですけどね。で、手賀沼の詳細はWIKI等にまかせておきまして、私のほうは航海記に専念したいと思います。
まず組み立て式ボートをやるのに重要なのは、ボートをどうやってその現地まで運ぶか、ですよね。その点今回選んだ手賀沼は色々選択肢があります。
一番手っ取り早いのは車ですね。今回の私もソレ。すると駐車場の問題ですが、これは今回は柏市の「柏ふるさと公園」を利用したんですね。ここ結構エエですわ。駐車場から水辺まで約200Mで、公園内にはトイレ、水場(帰りに水道で汚れた船のとかのお掃除が出来る)、自動販売機、といった施設があります。駅もJR北柏から1キロ程度です。軽い組み立て式ボートなら電車でもOKですね。写真は公園の駐車場とその奥には自動販売機とトイレと水場があるよっていう図です。
で記念すべき処女航海の航路は地図に大体書いておきました。
出発までは、駐車場にて荷物を降ろす。1)2)そして水に浮かべる場所まで200M程輸送。3)で組み立て。4)5)そして進水となります。6)
ちなみに写真は、処女航海から1週間後に再度手賀沼に来た時のものです。1回目の処女航海の時はエンジンは持っていきませんでした。そのうち電車での移動も想定してなるべく重量を軽めにと、最低限の装備だけ持って行きました。ソレに対して2回目はエンジン持って行って試運転をしたのでした。ルンルン♪所要時間ですがエンジン付きの場合、まだ不慣れなせいもあって段取り悪く、到着から出港まで1時間位時間かかっています。
でやっとこさ出発して~の話の前にですがね、1回目も2回目も、結構注目浴びるんですねwボートは。あちこちで声掛けられます。少し恥ずかしいです。
1回目の時ですが公園の管理車が近づいて来たものですから「あちゃーここでボートはまずいかな?注意されちゃうの?私」なんて思ってたら「いやーめずらしいね。そういうボートここでやる人初めて見たわ~」なんて話しかけられました。
という事で、マナーさえ守っていれば、多分この公園と手賀沼はミニボート平気なようです。ですが手賀沼は要注意です。ここは首都圏でも有名なへら釣りのメッカとの事で、確かに1回目2回目とも釣りの方多かったです。なので狭い水路部分ではエンジンなんかもってのほかで、パドルにてソローリソローリと水を掻いて、なるべく邪魔にならない様に細心の気を遣いました。下調べの段階から結構ボートユーザーと釣り客のトラブルを聞かされていたからです。
そうやってビクビク気味に水路を抜けようとしている時、釣りの方の1人から「おーい」と声が掛かりました。「あちゃーーなんかまずい事したかな~~」と私思っていたら「お兄さん、浮が引っかかっちゃったから取ってくれないかい?」ってですってwもーーこのイケず~って感じで胸を撫で下ろしました。
そんなかんなで水路抜けて広い沼の本体部分に行くのですが、ここは沼と言うだけあって座礁注意です。水深浅いです。2回目のエンジンテストの時は、さっそくですがシャーピン(岩などにスクリューが接触してもスクリューやギアを破損させない為の安全装置的な金具)を破損させました。
エンジンが推進力を失い、しかもその混乱の中パドルも水に落としてしまい紛失。(リュージュコード面倒でしてなかったから)さらに浅瀬に座礁し、途方に暮れ、更にはつるっと足滑らせて決してキレイとは言えない3月の手賀沼で、頭のてっぺんまで水に浸かるという事態になったのです。ドライスーツ着てたので寒さ感じませんでしたけど、これ着ていなかったら10倍難儀していたと思います。座礁からの復帰作業では、必然的に水に浸かっての作業でしたから寒い時期ドライスーツ無しではどうなっていた事やら・・・。
その時ですが、私の様子を見ていた「道の駅しょうなん」のすぐそばのボート屋のご主人が、心配してくれて座礁からの手助けとエンジンの普及作業を色々手伝って下さったのです。本当に助かりました感謝感謝です。
しかも私お礼に利用料としてお金置いて行こうとしたら「いらないよ。困った時はお互い様」ですって。なんて素敵な方でしょう。私もそういう心のゆとりのある人になりたいです。(今度手賀沼行く時は茶菓子でももってお礼に行こう・・・。)
ちなみに2回目は、このエンジントラブルの後、更に東進し、手賀沼にかかる橋を越えて高野山新田の八幡神社の近くまで行くのですが、もうその頃は夕方だったので、これ以上進行するを断念し、出発場所へと西に進路変更し帰還しました。
船を沼から揚げているそばでは、春休みの中学生のオニイサン、オネイサン方が遊んでいらっしゃいまして、私も少々彼らと楽しくお話などしながらお片づけして、夜で真っ暗になってしまった公園を後にしました。
いやーなかなか1日ボートやると、かなりの運動量ですね。1回目の時は、次の日行動不能に近い位の全身筋肉痛に襲われたわたくしでございました。
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