晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

お墓掃除

2024-09-09 05:57:37 | 地域の文化や出来事
サルスベリの花が満開です。
朝日に輝いています。

漢字にすると『百日紅』と書いて百日間咲き続ける所以とか。
昨日は百日紅の花が咲き誇っている墓地の掃除当番日でした。

長いこと長寿クラブが区から委託を受けて掃除してきたが、
長寿クラブの超高齢化や入会者の減少によって、
一人あたりにすると年に2回だけど当番表を組むのが困難となったため、
来年度から区の墓地管理委員会の下で組み直すことになった。

かっては土葬だったけど40年程前に大改修して現在に至っているが、
墓地内には数百年の歴史を刻んだのもある。
これは『五輪塔』です。

愛知県史によると室町時代の応永20年1413年に建立されたとある。
上から『空輪』『風輪』『火輪』『水輪』『地輪』と、
五つの石を重ねる発祥はインドの宇宙観を表す五大思想と言われます。
室町時代と言えば足利が世を治めた時代だが、
600年前の先人たちの暮らしに思いを馳せる一時です。

五輪塔の横には『六地蔵』が鎮座している。

六地蔵は地蔵菩薩のことで、
手を合わせた者の身代わりとなって、
死者が地獄の苦しみから救うだけでなく、
仏教が諭す死者が生まれ変わる六つの世界すべてを巡って、
救済を行うと考えられています。
大概の墓地にある六地蔵は、
故人が良い世界に生まれ変わることを願って建てられているようです。
遅からずご厄介になる六地蔵に手を合わせて掃除を終えた。

< 室町へ思いを馳せる五輪塔 >
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