ネコのヒトビト

ネコにまつわるヒトビトについてのお話等

ミニラのその後

2024-12-09 08:32:22 | ふクちゃん
ミニラは交通事故で馬尻神経障害になってしまった。
簡単にいうと 尻尾の根本が車輪に轢かれてずれてしまったため
脊髄の末端から出る末梢神経(ウマの尻尾みたいに見える)に支障をきたした。
だから尻尾が垂れ下がり、排便、排尿に苦労するようになった

事故は10月17日ごろ

現在2ヶ月に欠けるくらい経過した
尻尾は先まで動くようになった

まだ垂れ下がり気味だが。

一時は肝機能や腎臓の数値も落ちてしまい、
顔が腫れて(アバターと呼んでいた)食欲が全くなく
(右鼻から鼻汁が垂れて嗅覚がないからなのか)
強制的に餌を与え、点滴に通っていたのだが

現在はまるで何事もなかったかのように。
ただ、他の猫に比べて太らない。
スリムで ヒョウみたいな猫である。
同時期に現れた「玉丸」(たまがまるいので玉丸と名付けた。それ以外はほとんど見分けがつかないくらい似ていた。今は目の色で見分けがつく。玉丸はグリーン ミニラは茶色い目なのである)
はまるまると太ってしまったが、
ミニラは出現した時(1歳に満たないくらい)のスリムさを保っている。

ただ、鼻汁はまだ続いており、食欲は以前ほどではない。
右の鼻の穴がいつも塞いでいるからか、ウェットフードも以前ほど食べなくなってしまった。
ただ、魚の匂いが食欲をそそるのかよしりんの魚の餌は食べる

家の中に入って来てしまうのでそのまま放置していると
うめちゃんと怪我しそうな喧嘩になってしまうので、
今は外にいる。

車でひいた人は 私が「一度会いにきてください」と言ったのだけれど
順調に日にちを重ね、無視し続けている。
警察も動いてはくれたが、ナンバーがわからないと事故として
受けられないということのよう。

通りかかる車のナンバーが記録できない ポンコツの監視カメラが
泣ける。画素数を増やしてくれと言っているが
こちらは警備会社が順調に日にちをかさね、無視され続けている。

エリカ様

2024-12-09 07:47:19 | ネコのヒトビト
白い長毛種の猫が2匹、いた
1匹はミッシェル
もう1匹はエリカ様と名付けた
なぜそんな名前をつけようと思ったかというと
彼女らが哀れな生い立ちを持っていたので
素敵な名前をつけてあげたいとおもったからだ。


最初これらの猫は首輪をつけていた
ミッシェルは青い和柄
エリカ様は赤い紐のようなもの

いつも彼女らに餌をやるとき遠くから微笑む人たちがいて
外国人と日本人のカップルなのだけれど、
外車にのってとおりかかるたびに 笑顔で猫を見ている
家に来ているヘルパーさんが
猫のことが好きなのか話しかけると
その猫らは 彼らが家の中で繁殖してしまった猫で
2匹は飼い切れないから外に放り出したのだという。
それで、首輪をつけてあるのだとわかった
成長によって、それらの首輪は首を絞めるようになり
あまりに可哀想だから外してしまっていいかときくと
いいというので
保健所が捕獲して避妊去勢に連れていく際 ミッシェルもエリカも首輪を外してもらった。
ミッシェルは 右目をいつも赤くしていた。
元気で、食欲があって いつも餌場に現れていたのだがそのうち見えなくなった

最近まで来ていたエリカ様は、
11月24日ごろこのブログに書いたとおり、
行方不明になってしまい
2週間あまり姿を見せなかったが
昨日やっと姿をみせた

遠くから鳴きながら歩いてくるエリカ様は
右目から前頭部にかけて大きく灰色の瘡蓋みたいなものでおおわれており
左前足は折れていた。
歩けるし、食欲はあるようだが、不自由しているせいか
以前輝くようだった白い被毛はバサバサに汚れて
とくに尻のあたりは便で汚れていた。

あまり慣れない子だったので
どうしたものか考えると気が重い
この寒いなか 怪我した場所も痛いだろうし、
その心細さをかんがえると心が痛む。

それにしても、こうして関われば関わるだけ、
辛い現実を目の当たりにして
向き合わなければならない

猫ボランティアの人に電話をした

「このようなことが起きて、落ち込みませんか」
と聞くと
「それでやめてしまうということはないですね・・」と
一つ一つ乗り越えて、いくのだという。
それだけでやめるような気持ちで始めてはいないということか。

日常にまぎれて、こういう残酷な現実が隠れている。