NOTEBOOK

なにも ほしがならなぁい なにも きたいしなぁい

02007年009月013日(木)一言文句を言う前に

2007-09-16 | 休み
クレイジーキャッツの曲の中に「学生節」と云う歌がある。
クレイジー好きの僕だけれども一番好きなのがこの曲。


一言文句を言う前に ほりゃ親父さん ほりゃ親父さん
あんたの息子を信じなさい ほりゃ 信じなさい ほりゃ信じなさい
<中略>
どっこい ここは 通せんぼ ここには入れぬ訳がある
あんたの知らない 明日もある ほりゃ 明日もある
                               「学生節」 歌:クレイジーキャッツ


息子が父親を部屋に入れるのを拒んでいるという、不思議な歌詞。
この後、歌の関係性は生徒と先生と云うものに変わり、娘と父親の
掛け合いになって行く。もちろん部屋に入れるのを拒むのは同じ。

生徒と先生の押し問答の場面でこの歌詞の本当の意味が分かるけど
これは部屋に彼女(娘の場合は彼氏)が居るから、親父さんや先生を
部屋に入れるのを拒んでいると言う”落ち”。だから通せんぼ。

歌の主人公である息子は自分を信じろというが、歌詞の後半で
彼が信じるに足り得ない行動を行っているということが聴取者には
分かってしまう。彼には後ろ暗いところがあるということが。

信じるということは難しくて、この歌の父親や先生のように
裏切られてしまうこともある。でもさ、信じなくち始まらない場合も
多いじゃんかと、信じるから其れに答えるってこともあるじゃん。