「売る気がない!」のになぜか売れ自然と売れてしまう繁盛の法則
著者:櫻木隆志
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商売、仕事のヒントをと思い手にした本です。
仕事の意味や働き方について考えることができました。
とても面白かったので紹介します。
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著者は、
商売の目的を利益から幸せにシフトすることこそ繁盛させる秘訣だと言っています。
「商売繁盛から笑倍繁盛へ」
様々な商売お店を見てきてますが、特に町にある電気屋さんがなぜ潰れないか、大型店がひしめく中でも繁盛してる店がたくさんあるそうです。
そういった店をリサーチやサポートをしながらその繁盛の法則を見つけ出しました。
消費者が店を選ぶ理由が3つあります
①価値や品揃え
②サービスがよい
③人で選ぶ
なぜお客様がその店で買うのかリサーチをしたところ
・対応が早い
・修理してもらえる
・すぐ来てくれる
・サービスが良い
などサービスに関する回答が多かったのですが
それ以上に
・信頼できるから
・長い付き合いだから
・社長が好き
・いつもお世話になってるから
・何かしてあげたい
など人に関する理由が半数以上を占めているそうです。
これまでの商売は
人々の価値観が物中心から消費者中心へ
そしてこれからは人間中心になってくると分析してい ます。
つまり
物を売ろうとする理解の関係から
⇒相手を幸せにする、お互いを思い合う関係
がベストだということです。
〇共感した人がお客様になる---------------------------
重要なポイントが「共感」です。
私たちがたどり着いた答えはWHYでした。
お店が発信するWHYに共感をして応援してくれる。
WHYとは?-------------------
あなたがその仕事をしている理由は何ですか?
それを全面に発信する。
どんな商売でもその商売の内容や何を扱っているその機能は何とか ということが、大きな情報の要素を占めますが、
本当に発信すべきは、なぜあなたがその仕事をしているかとか、あなたの情報を共感してもらうことがとても重要だと言っています。
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その中でも サイモン・シネックの
という動画が 大変 参考になります。
例えば Appleが他の会社と同じだったら
我々のコンピューターは素晴らしく美しいデザインで簡単に使えて user friendly です。ひとついかがですか?
これでは誰も買わないと思います。
実際に Apple が次のように伝えました。
我々のやることは全て世界を変えるという信念で行なっています。
他とは違う考え方に価値があると信じています。
私たちが世界を変える手段は、 美しくデザインされて簡単に使えて 親しみやすい製品です。
こうして素晴らしいコンピューターが出来上がりました。
↑これですと買いたくなりますよね。
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この様に、
WHYから伝えてその後に How やWhatを伝えて多くの人の心を動かしたと言えます。
先に共感や感情を動かすことが必要だということです。
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〇自分のWHYをどの様に明確にするか?
究極の1文がこれです
私達の存在目的存在理由は○○○○○です。
商売はその手段です。
例えば
アウトドアブランドのパタゴニアは地球環境保護に力を入れていることで有名ですか、2019年に 企業理念を一新しました。
新たに掲げられたのはわずか1行。
私たちは故郷であるに地球を救うため ビジネスを営む
パタゴニアが存在する理由 ビジネスを営む理由が視力シンプルに挙げられています。
例えば町の電気屋さんの場合・・・
私達の存在目的はこの町の笑顔を増やすことです
家電製品を売るのも家のリフォームをするのもその手段です
〇WHYの実践-------------------------
WHYが見つかったら次は実践です。
商売をしていくには どう実践すればいいか?
1,ニュースレターを活用する
2,SNS を活用する
3,ホームページを活用する
4,紙媒体 お店のトリセツを作る
こういったことが挙げられます。
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以上、内容を途中までざっと紹介しました。
道徳的な内容できれいごとじゃないかと思うかもしれませんが、
商売をされている方はとても参考になるのではと思います。
さあ、これをどう生かしていくか!
早速、WHYを考えていきたいと思います!!
最後に
損して 得 取れ
↓から↓
損して 徳 取れ
二ノ宮尊徳
「道徳なき経済は 罪悪であり 経済なき道徳は 寝言である」
渋沢栄一
「道徳と経済は両立できる」