今年は5月28日が聖霊降臨節です。
「しかし聖霊が、あなた方に臨まれる時、あなた方は力を受けます。…地の果てまで私の証人になります。」(使途1-8)と約束されました。
弟子達120名が屋上の間で、心を一つにして祈っていた時に、彼らに聖霊の火が臨み、彼らは皆、
聖霊に満たされました。
それまで、回りのユダヤ人を恐れて、家にとじ込もっていた弟子達は、聖霊を受けた後は、見違えるように大胆になりました。
それでは、聖霊を受けると、どうなるのか。
英国のサムエル・チャドウィックという人の
「聖霊体験への道」に、自分が聖霊を受けた時の
事を記しています。
私は聖霊について書き、又、しばしば説教をしました。なぜなら聖霊についての認識は、私の経験の中でも最もいきいきとした事実だからです。
私はすべてをペンテコステの賜物に負っています。
私は、それが私がかつて知っていたものよりも
大いなるものであることを知らされました。
しかし、それがやって来た時、私は何が起こったのか説明する事が出来ませんでしたが、名状する事の出来ない、しかも栄光に満ちたものと言うことだけはわかりました。
しかし、すぐに結果が現れました。私の魂に深い
平安が来ました。又、感動的な喜びと力が新しく
意識されました。私は新しい理解力を受けました
。あらゆる力が脈打って来ました。体力も生き生きとしてき、又、泉が湧き、活力はみなぎり、
忍耐の力と、大事を成さんとする場合の、強者の
爽快さが現れて来ました。
そして何事かが起こり始めました。渾身の勇気を
奮っても出来なかった事が、訳もなくできるようになりました。それは、丁度、弟子達が全力で漕いで進まなかった舟に、イエスが乗り込まれた時の様なものです。
「ただちに舟は、彼らが行こうとする地に着いた
」それは実に驚くべきことでした。
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イエス様ご自身は常に聖霊に満たされたお方でした。四つの福音書を読む時に、主と共に働かれた
聖霊の力を見る事ができます。
120名の聖霊を受けた弟子達からキリスト教は受け継がれていった、といえます。