(半紙)
千字文の一節「丙舎傍啓」 へいしゃぼうけい
第三の殿舎は傍らに啓いており、の意。
木簡集字千字文を参考に書いていたのですが・・またまた原本が間違い・・かも。
(↓)四文字目が、「創」かな?って思って、そのつもりで書いてしまい。。
う~ん・・やっぱり「啓」には見えないような。いかがでっしゃろ。。
沙月という細い羊毛長鋒で。書きやすくてお気に入りの筆のひとつ。
墨量の多い所、かすれ、空間のバランスを、自分なりに確かめながら。
「丙」は思いっきり縦長にしたくて。
墨がついたまま固まってしまった筆で、そのままに書いたので
「舎」など極細の線に。 縦長の「丙」に対して横に広げて。
「傍」は右下に向かって、だんだんだんと下がって右に流れたので
「創」の最終角は、思い切り長くしてみたなり。
それにしても、原本も意外と間違いがあったりするのね・・
この「丙」って文字、私、好きなんです・・って言ったら、教室でEさん曰く
「私達が子供の頃の成績表では、丙は三番目だったから、私は好きじゃないわ~」に
皆さん大笑いでした