北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2015.9.5 『ニトヌプリ』(1,080m)~『チセヌプリ』(1,135m)~「神仙沼」~「大沼」
この週末は土曜日だけの山行だ。
金曜の夜出発でニセコの五色温泉に向かった。
札樽自動車道を朝里インターで下車し、毛無峠からキロロを抜け、倶知安に入って道々倶知安~ニセコ線を登り、『イワオヌプリ』の登山口近くに着いたのが9時近く。
それから日々決まった量の酒を飲むのが大変だ。
急いで飲まなくちゃ!
土曜の明け方から雨が降り出し、車の屋根をたたく。
それがなかなかシャキッとは止まず、降ったり止んだりを繰り返した。
そんな雨の様子を伺っているうちに、スタートが8時半になってしまった。
当初の予定から中間の『シャクナゲ岳』と、最後の『イワオヌプリ』をカットすることにした。
両山をカットしたのは、ただ単に時間の問題だけではなく、私の調子が悪かった。
このところ仕事が忙しく、その疲労がどっぷりと両大腿に溜まっていた。
なにせ仕事が肉体労働(配送)なものだから、忙しいと即週末の山行に影響を及ぼす。
しかし、そんな体調の良し悪しなぞあまり影響がなかったものだが、近頃は顕著に表れる。
これは間違いなく歳のせいだ。
Toshi(http://blog.goo.ne.jp/oborozuki89)よ、よ~く見ておけ~っ!
スタートして間もなく分岐が現れ、右手を行くと『イワオヌプリ』だ。
それを直進し、『ニトヌプリ』を目指す。
このルートは昨秋、もう降雪があってからHiromiと歩いている。
『ニトヌプリ』の登路に入ると一面笹の海で視界が開け、景色を楽しみながら楽しい登行が続く。
さほどのアルバイトも感ずることなく頂上へ。
この頂上からは東に『ニセコアンヌプリ』と『イワオヌプリ』の迫力ある姿が眼前に眺められ、西にはこれから登りゆく『チセヌプリ』がどっしりと構えている。
『チセヌプリ』へは一旦深く下って「ニセコパノラマライン」まで下り、車道を横断して『チセヌプリ』の登山道に入る。
そしてその『ニトヌプリ』の下降が面倒だった。
明け方からの雨が結構な量だったようで、登山道が小沢状態で滑るしぬかるんでいる。
従ってスピードを上げることができず、ずいぶん長く感じた。
『チセヌプリ』の登路は大岩小岩の連続だ。
その岩もこの地域特有のヌルヌルで、よく滑るためゆっくり慎重に登る。
日本海が近いため、常に湿った空気が吹きつけられ、岩の表面が乾きにくく、コケ類の植物が繁殖しやすいためと推測する。
『チセヌプリ』の頂上からは、東に来し方の山々が並び、西には『目黒内岳』から『岩内岳』、『雷電山』がその勇姿を見せている。
そしてこの山の下降では、眼前の美しい笹の海の中に『シャクナゲ岳』の端整な姿が目に飛び込み、心を和ませてくれる。
『チセヌプリ』を下りきったあとは、「長沼」に向かってドロドロ、グチャグチャの長い登山道をただひたすら下る。
そし「長沼」から800mほどで「神仙沼」だが、この辺りでは観光客と交わるので、急ぎスルーだ。
登山道は「神仙沼」から1kmほどで「大谷地」へ。
更に何も見えない笹の中を歩き、アップダウンを繰り返して「大沼」へ。
ここまで来るとホッとする。
特に調子の悪い時は。
午後1時、ようやく昼食だ。
「大沼」からは多少のアップダウンの後、『イワオヌプリ』の分岐に向かって登るのだが、これがこの日の私には辛かった。
同ルートを周回するのは4度目だが、こんなに辛かったことはない。
先をゆっくり行くHiromiにも全然ついて行けなかった。
14時40分、登山口着。
終わってみれば6時間10分の短い山旅ではあったが、この日だけはやけに長い行程に感じた私だ。
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