goo

2017.2.4 『察来山』(590m)

 この週末は昨日土曜日、一泊の予定で6時過ぎに家を出た。

途中でHiromiを拾い、増毛山地の外れを目指した。

前日までは『浜益御殿』を予定していたが、

天気予報から展望が望めぬと判断し、出発前夜、高度を下げて『富士形山』に変更した。

今回参加のMocchanとは、道民の森神居尻地区の入口で合流、即移動した。

ところが新十津川町南幌加まで行くと、

そこから徳富ダムに至る町道が除雪されていない。

仕方がないので、また戻って『察来山』へ。

直近に『察来山』があってよかった。

 

 林道入口の駐車地に着いて準備をしていると、突然Hiromiが大声で

「ここ察来山の駐車地じゃないの!?」と叫ぶ。

途中からいつものように口を開けて寝ていたものだから、

『富士形山』からの変更がわからなかった様子。

しかし、『富士形山』へは入れないことが分かっていたはずだし・・・

どこまでも「天然」丸出しのHiromiだ。

 

 8時30分、林道入口の駐車地をスタート。

このところの降雪で、木々には綿のような雪がかぶっており、

それはそれはメルヘンチックな世界が広がる。

そんな風景を目にして、冬山初年度のMocchanが感激する。

Mocchanはいい!

本当に新鮮な体験を思い切り表現する。

 

 しばらくは林道を進むが、その林道が左右に分かれる地点で、中の尾根に取り付く。

この林道は、右に進むと遠回りをして登りにつなげる。

尾根筋は急登、アップダウンがあり、多少難義するが、問題なく高度を稼ぐ。

そして針葉樹林帯を抜けると林道と交差する。

この林道が前述の二股林道の一方につながる。

林道を交差すると辺りは疎林となり、登るほどに背後の視界が開けてくる。

それはもうどんどん、そしてハッとするような感動だ。

その後も急登が続くものの、長くは続かず登路の途中からも目立っていた純白の尾根上へ。

この尾根の雪庇、少なすぎ!

例年北風に吹かれた巨大な雪庇が発達しているのだが、ほとんど出張っていない。

ここにも異変が・・・

 

 最後は急な登りを経て、いかにも「ここが頂上だ!」

というピークに立つ。

10時40分、頂上。

晴れていれば増毛山地の展望台と言える『察来山』の頂上。

ただ、そこから見る周辺は全てガスの中で何も見えず!

いやあ、今回も自らの絶妙な山選びを自負する。

しかし、Hiromiは「晴れ男のMocchanがいたからぁ・・・」と。

まあ、なんにしてもそこだけ晴れた雰囲気に一同満足!

下山のスキーを楽しみ、林道に滑り降りた時だ、

Hiromiができもしない直滑降で滑り降りて、

うわっ!  ドスン!!

倒れ込んでしばらくもがいたが、そのうち動かなくなった。

そして叫び始めた。

「肩痛いーっ!」

「肩痛いーっ!!」

「肩痛くて起きれないーっ!!!」

山中に響き渡るような大声でだ。

いったいどうすれっちゅうんじゃ!?

まあま、手のかかるやつだ。

 

その後途中の林道で昼食を摂り、

12時30分、駐車地。

 

 下山してHiromiのかかと靴擦れの皮むけを確認。

Hiromiは何でもないから一泊の山行続行を主張したが、

皮の剥がれたかかとを確認した私がそのまま車中泊を経ての山行を継続できるはずもなく・・・

一旦帰宅して患部を処置。

翌日再スタートだ。

そしてその夜もまた「サイゼリヤ」で、Toshi、Hiromiとたらふく飲んで食べたあ・・・

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )