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2017.8.15 『神居尻山』(947m) 《盆休山旅④ー④》
今年の盆休み最終日は『神居尻山』の麓で目覚めた。
先週も登っているが、山旅の最後はここに決めた。
ここは足元が綺麗で車内が汚れることのない、素晴らしい車中泊地がある。
連日の雨で車内が汚れ、うんざりしていた。
それで前日『神居山』下山後、Hiromiに、
「最後は神居尻山にするべやあ」と提案すると、
「あいよ~っ!」。
Hiromiもまた『神居尻山』が大好きなのだ。
また、この朝のラジオから流れてくる天気予報では、
上川地方がこの日もまだ霧雨が降り続いているという。
前日決断して北大雪を離れて本当に良かったと思う。
6時50分、道民の森神居尻地区最奥の駐車場をスタート。
今回もAコースを登り、Bコースを下ることにしたのだが、
登り口を変えてみた。
最奥の駐車場を目指して車を走らせると、
Bコース登山口の手前で大きくヘアピン状にカーブする。
そのヘアピンカーブに入る手前左手(北側)に登り口がある。
今は何の表示もないので誰も足を踏み入れたがらないと思うが、
これは7~8年前だったか、新たに開削された登山道で、
「彫刻の森」散策路につながっている。
誰も利用しないうちに廃道となってしまったが、
今改めて地面の草が人為的に削り取られていた。
それが何故なのか、その時はわからなかったが、
登って行き、Aコース登山道に合流した時点で理解できた。
その合流点には今登ってきた方向を矢印で指し示し、
「Aコース登山口」と書かれていた。
現在Aコースの登山口は駐車スペースが狭い。
そして目の前には宿泊施設があり、シーズン中は宿泊者の車でいっぱいになる。
それで「宿泊者以外の駐車禁止」と貼り札が貼られている。
それでもそこに駐車して入山する登山者があとを絶たないため、
Aコースの登山口自体を変更しようとしているのではなかろうか?
ただ、このルートをたどるといくらか短縮になるので、私は歓迎だ。
Aコースに合流して登って行くと、
1時間ほどで見通しが効く展望台的箇所に出、ここから開けた尾根歩きとなる。
この尾根歩きが私は好きだ。
美しいダケカンバ帯を行く登山道歩きが実に楽しい。
今回もまたいつもと同じ所どころで、いつもと同じ写真を撮って歩いた。
8時40分、稜線上『ピンネシリ山』分岐。
この稜線に出ると遮るもののない山岳風景を楽しめる。
その風景はとてもこの山が、たかだか1,000mに満たない低山だとは思わせない。
実に魅力的な『神居尻山』。
稜線を楽しく歩き、
8時55分、頂上。
まだ朝のうちで腹も減らず、水分補給だけで下山開始。
気温が低く気持ちが良い。
淡々と下って、
9時50分、駐車地。
この4日間の山旅で、初めて雨に当たらなかった。
それだけでも締めくくりを『神居尻山』に決めて正解だ。
ただ、いつもの山旅なら、帰途の車中で「楽しかったなあ。このまま明日も登り続けたいなあ」
と口をついて出るHiromiの言葉はなかった。
それは雨で予定していた山行のことごとくが変更を余儀なくされ、
燃焼しきれなかった悔しさの表れにほかならない。
本当にひどい盆休みとなった。
また、この日の『神居尻山』が、Hiromiにとって今年100回目の山登りとなった。
私と知り合って4年。
回数を追い求める私を真似て、知り合った翌年には年間165回の山登りをこなし、
それから年間100回以上の山登りを続けて3年だ。
その回数はHiromiを一気に強くした。
そんな体力、筋力、心肺機能を駆使して新たなことに挑戦しよう。
下山後、近くの沢でどろんこの登山靴を綺麗に洗い、帰途に着いた。
そして早い時間に帰宅し、たくさんの洗濯物やその他の後片付けに精を出した。
ひどい天候続きの山旅で、
みなさんに期待していただいたような内容の報告には至りませんでしたが、
4日間お付き合いいただいたことに深く感謝申し上げます。
また、Hiromiも大変お疲れ様でした。