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2017.12.24 『鬼首山』(641m) 時間がない中でも十分楽しめる山へ

 相変わらず仕事が忙しい日々。

23日の祝日は私が勤める会社のカレンダー上で、

はっきり「休日」となっている。

ところが忙しいということで、急きょ休日出勤となった。

祝日に休日出勤となったのは、これで今年3度目だ。

こんな会社ある~っ!?

いつも行き当たりばったりで、実に計画性のない会社だ。

来年は同様のことが起きた場合、休日出勤なぞ拒否することにする所存。

 

 祝日(土曜)の夜、Hiromiと夕張に向かった。

夕張は近いが、日帰りで早朝運転は嫌だし、

日曜の午後は女房と予定があったので、前泊とした。

 

夜7時ころ夕張に入っていくと、意外な光景を目にした。

細い街路樹に取り付けられたイルミネーションだ。

全国で唯一の財政破綻をした自治体である夕張市。

そんな夕張で青く輝くイルミネーションを目にするとは思わなかった。

札幌市内に輝くイルミネーションは素晴らしい。

しかし、この夕張のほんのささやかなイルミネーションを見ると、

そこが夕張市であるだけに、なんとも心を和ませてくれる。

私は車を停め、車外に出てしばしその光景を眺めた。

一方Hiromiなんかそんなことより、

早く目的地に着いて空腹を満たしたい気持ちだったようだけどねえ・・・

 

 日曜日の早朝起きると、そばの夕張川から立ち上る湿った空気が霧となり、

辺り一面を覆いつくし、何にも見えない状態だった。

そんな霧の中を、7時10分スタート。

積雪は30cmほどで、ツボ足でも登れそうだったが、

念のためスノーシューでスタートした。

わずかばかりの農道を歩いて、とある尾根に取り付く。

もう何度も登っている山だが、

12月に登るのは初めてだった。

そしてこのように少ない積雪の中を登るのも初めて。

上部の笹が濃いところでスノーシューごと飲み込まれるのではないかと、

若干心配を抱えての登行となった。

麓から見るとすぐ目の前に見える頂上も、

一歩山に足を踏み入れると、その奥行きがなかなか深くて驚く。

少ない積雪の中、木の切り株や枝がスノーシューに当たり、

いずれかを損傷するのではないかと気になる。

途中ラッセルを交代して進み、稜線直下の深い笹原で多少スピードが鈍ったものの、

難なく直下の急斜面に取り付いた。

しかし、この急斜面に付いた少ない積雪を、

スノーシューで登るのは難しく、ツボ足に切り替えた。

するとなかなか快調に歩けるではないか。

そしてこんな低山でもはっきりとした稜線を歩くのは楽しい。

今年の冬、登り歩いた夕張市の山々が木の間越しに見え隠れする。

そんな山々にはこの冬も登りたい衝動に駆られる。

私は気に入った山なら何度登ってもいい。

夕張が大好きだしねえ。

 

 9時ちょうど、『鬼首山』。

見慣れた頂上風景の中で記念撮影。

この運動量では腹も減らないので、即下山開始。

スノーシューをデポした地点まで戻り、

スノーシューをザックにくくりつけ、ツボ足で下ることにした。

少ない積雪の中を下ることによる、スノーシューの損傷を回避するためだ。

ところがこのツボ足。

予想をはるかに超える快適さ!

なんだか自由にどこでも歩ける感じがする。

この状態で歩けるなら、雪がなくても登れるのでは?

と思った。

いつかやってみよう。

 

 楽しく下って、

10時05分、駐車地。

短いが、静寂な中を歩けた満足感で我々は満たされた。

急ぎ後片付けを済ませ、女房が待つ家路を急いだ。

そして午後は予定通り、女房と年末用の買い出し。

 

 夕方5時、今はパターン化している「日曜山行のあとのサイゼリヤ」をこの日も実施。

今回は古い山友であるChieに声をかけた。

するとChieは二つ返事でOKプラス、「こざるん」を連れてきた。

こざるんとは6年前に『群別岳』の登路で出会って以来だ。

従って、もちろんHiromiは初対面だ。

珍しいメンバーでの宴は楽しく、まぁま、笑ったねえ~

楽しかったねえ~

またやろうねえ~

こざるん酒強いねえ・・・

 

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