北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2021.2.13 『508m峰』 感動の無名峰に登る
週末土曜日の朝、
いつものようにHiromiを迎えに行き、
むかわ町穂別に向かった。
未踏の三角点ピークに登る予定だったが、
利用する林道から、
ハンターの車が一台出てくるのを目にし、
無用な危険を回避するため、
断念して引き返した。
林道に残されたタイヤ痕から察して、
他にもハンターが入っているものと推察できた。
それで夕張に戻って、
無名の『508m峰』に登ってみることにした。
夕張から石勝樹海ロードを走り、
登川トンネルをむかわ町側に抜けて、
500mほど走った地点に、
広く除雪されたスペースがある。
これを基点に向かい側の樹林帯に入った。
そして一本の尾根にのった。
この尾根は夕張市とむかわ町の、
ちょうど境界線に当たる。
この日も雪の状態はあまりよくない。
ただ体重の軽いHiromiは、
それほど雪にスノーシューを取られることなく、
スイスイと歩いていく。
私は雪にスノーシューを、
ズブズブと取られるだけではなく、
どうも体調がすぐれない。
なんかだるくて疲れが身体中に残っている感じだ。
それをHiromiに言うと、
「だるいんならコロナか?」。
人の辛さをなんだと思ってるんだ?
尾根には作業道が残っているところがあり、
それはそれで利用して登る。
そして背後に南の風景が広がりだすと、
目指すピークは近い。
雰囲気のよい疎林の尾根を登りきると、
突然遮るもののない、
広いピークに飛び出した!
いやあ、これには驚いた。
背後の南側を除く西から北、
そして東側の風景が欲しいままだ。
夕張にまだこんな山があったとはぁ・・・
そこからは夕張方面に、
『空池山』、『鬼首山』、『真谷地』などが間近に見え、
東には『夕張岳』が迫力ある姿を見せている。
また少し位置を変えると、
南側に『坊主山』や『ハッタオマナイ岳』が望まれる。
手軽に登れる山でこんなところがあったとは、
あらためて驚きだ。
これも欲をかくことなく、
無欲で名も無き山を目指したごほうびか?
いやあ、夕張の山は楽しい。
ただ雲が多くて暗かったのが残念だ。
次回青空が広がる中でまた登ってみたい。
ピークで昼食を摂り、
Hiromiと満たされた気持ちで山を下った。
途中この朝目指した山域で銃声が轟いた。
足を踏入れなくてよかった。