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2021.2.21 『丁未北』(ていみきた・622m)  夕張の北の新たな三角点へ

 今日は夕張市内の未踏三角点を目指すことにした。

朝Hiromiを拾って夕張へ。

天候はまあまあ。

雪や雨が降っていないだけいいか、

と言ったところ。

今回の「丁未北」は道々夕張~岩見沢線を、

夕張市小松から林道に入って取り付く。

しかし夕張~岩見沢線は、

夕張市福住の「夕張神社」前で、

冬季通行止めとなっている。

ただ、その先は前回ここを訪れた時と違って、

きれいに除雪されていた。

それで車で侵入させていただき、

林道入口に駐車した。

 7時50分、駐車地をスタート。

歩き出して間もなく一段高みに上がるが、

そこからは今は無き「石炭の歴史村遊園地」の跡地が見渡せる。

その風景を目にすると、

いつも感慨深いものがこみ上げてくる。

私の40歳になった娘と、

37歳になった息子が就学前、

当時住んでいた滝川市から、

よくこの遊園地までやってきて遊んだものだ。

子供たちがキャッキャとはしゃぎながら、

目の前の敷地内を走り回る光景が目に浮かぶ。

その後隣りの岩見沢市に開園した、

「三井グリーンランド」に客足を奪われ、

閉園を余儀なくされた。

遊園地としては「三井グリーンランド」の方が、

比較にならないほど規模が大きかった。

 「石炭の歴史村遊園地」の跡地を過ぎ、

林道は「志幌加別川」支流に沿って、

更に奥へと伸びていくが、

すぐ左手の斜面に取り付いた。

急斜面を登って尾根の末端に取り付くことにした。

この辺りには地形図上の林道が、

まだ残っているようだが、

降り積もった大量の雪で判然としない。

見た目で登りやすそうなところを選んで登って行く。

そしてCo.470で突然背後に、

夕張の美しい風景が広がった。

しかし視界が開けるのは、

ここで最後だろうと予測した。

すぐ樹林帯に入り、

あとは樹林の中の広い尾根歩きとなるからだ。

地形図上の570m標高点まで上がると、

傾斜が一気に緩んで広いカラマツ林となった。

この林はカラマツの間隔が広いため、

大変明るい樹林の中の歩行となった。

今日もHiromiがラッセルを買って出てくれる。

いや、私が先に立って歩こうとしても、

後ろから追い越して前に出る。

率先して鍛えようという意志の表れだろう。

こんな時だけは頼りになるやつだあ!

 カラマツオンリーの林は美しい。

天を突くようにまっすぐ伸びたカラマツ群が見事だ。

カラマツばかりの長い歩行も、

飽きることがない。

地形図上の647m標高点で、

進路を東寄りに変える。

そしてその頃になると雪が降りだし、

みるみる強い降り方になった。

私はどうにも鬱陶しく、

降りしきる雪に対して愚痴をこぼすのだが、

Hiromiは全く気にしておらず、

ただ「雪の中を歩くのは楽しいなあ」

と口にするだけ。

昨日の雨の中のKaoruといい、

まあま、前向きだぁ~

だんだん深くなる雪のラッセルを経て、

9時35分、四等三角点「丁未北」

平坦で広い中での三角点だ。

標石をぜひ探してみたいものだが、

無積雪期は笹が濃くて、

とても到達できないだろうな。

しかし一度は挑んでみたい。

(ここで業務連絡:シケさん、バウム忘れました~)

あり合わせのものを手に記念撮影!

 下山は登路で踏んだトレース上を歩くので速い。

急な尾根や斜面も、

フカフカの雪で楽に下りられる。

再び「石炭の歴史村遊園地」跡を目にし、

10時40分、駐車地。

Hiromiが度々口にする、

「楽しかったなあ」

それはそれはようございました!

 一旦帰宅して、いつものように夕方反省会。

飲んでいる私に、いつしか退屈そうなHiromiが・・・

 

 

 

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