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2022.7.2 『妹ヶ瀬山』(いもがせやま・282m)~「ボタ山」(270m)  冒険心をくすぐる里山

   土曜日に『イルムケップ山』から下山した後、

歌志内市を通り抜けて上砂川町に入った。

そして地形図に山名が記されている、

「妹ヶ瀬山」に登ってみることにした。

上砂川町本町からピークそばまで、

林道が記されており、

アンテナ施設があるようだった。

そんな「妹ヶ瀬山」は、

上砂川町民に親しまれている里山、

というのが私の印象だった。

ところが・・・

 土曜日の夕方近くになって、

林道入口を入った。

するとすぐ右手奥に大きな建物があり、

見ると既に廃校になって久しい、

「上砂川小学校」だった。

他に駐車場所がないので、

校門奥に駐車させていただいた。

 スタートすると間もなくチェーンゲートが現れ、

「立ち入り禁止」の警告板がある。

「町民の里山」的印象は、

ここでもろくも崩れ去った。

しかし「立ち入り禁止」となると、

逆に興味がわくもので、

自己責任で足を踏み入れる。

 ゲートから少し歩くと、

前方に巨大アンテナの一部が見え、

そこが「妹ヶ瀬山」であることを知らせていた。

また間もなくきれいな三角錐の「ボタ山」が現れ、

大いに登行意欲をそそられる。

「ボタ山」には復路で登ることとし、

先へと進んで行く。

 旧炭鉱関連の広い大地を抜け、

樹林間の林道を行く。

そして目の前に巨大アンテナが現れた。

そのすぐ右手にピークが見えていたので、

迷うことなく藪に入ってピークを目指した。

ところがそれは勘違いで、

三角点はアンテナ施設の奥であることを、

地形図で再確認して奥へと入って行った。

わずかな部分で濃い笹を漕いだものの、

おおよそ薄い藪を越えて、

「妹ヶ瀬山」(三等三角点:妹ヶ沢=いもがさわ)

驚いたことにここにも例の黄色い私製標識があった。

前日の「幌内」に続き、

二日連続でこれを目にするとは・・・

 復路で「ボタ山」に寄った。

斜度のある「ボタ山」へひと登り。

地形図上に「270m標高点」と記されている。

期待通り素晴らしい景観が!

その中に私の目を強く引くものがあった。

東の方角に見える伐採地だ。

そこを歩いてみたいという気持ちが一気に高まり、

翌日の予定をその伐採地に変更だ。

この突然の変更にも、

Hiromiは決して異論を唱えることなく、

同じ思いで伐採地の風景を期待してくれる。

 「ボタ山」からの風景を楽しんで下山開始。

すると異臭がする。

ひどい臭いに驚いて辺りを見回すと、

地面から煙が出ており、

地中で何かが燃えているようだった。

石炭採掘の名残がいまだに残っているのか?

「立ち入り禁止」処置は当然なのかもしれない。

 林道入口に下り、

最寄りの「上砂川温泉」で汗を流し、

近くで車中泊とした。

しかし暑い夜だった。

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