北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.7.8 『王幸納』(おさつない・309m) 義経峠よりアプローチ
今週も先週に続き、
月~木曜日の4日間出勤だった。
週5日の出勤にはならぬよう、
引き続き願う次第。
しかしここに来て、
新型コロナウィルスによる感染が拡大傾向にあり、
観光地も先行きを警戒しているようで、
注文のキャンセルが出始めているという。
従って週5日の出勤にはならないと思われる。
今週末はHiromiと別行動の予定なので、
昨日の朝一泊の予定で、
平取町に向かって出発した。
そして平取町で、
「沙流川」を渡る「新平取大橋」を渡り、
道々80号線に入った。
それをしばらく走ると、
左手に「義経峠」の標柱が現れた。
この地がなぜ「義経」にゆかりがあるのかはわからないが、
どうもあちこちで「義経」に、
無理やり関りをもとうとしているようで、
それを調べる気にもなれない。
「義経峠」は平取町と日高町の境界線上にあり、
それぞれの町名板が、
背中合わせに立てられている。
境界線の少し日高町側に、
ちょうど1台停められる駐車スペースがあった。
これはラッキーだった。
準備を整え10時ちょうど、
「義経峠」の駐車地をスタート。
すぐに峠の頂上より藪に入った。
「王幸納」へのルートは、
境界線上の尾根筋を行く。
登り始めてすぐ、
木に赤いペイントが塗られているものがあった。
そしてその後もまた同じものが現れた。
境界線を示す目印なのだろうか?
ただ、その後赤いペイントを目にすることはなかった。
笹は濃くなったり薄くなったりだが、
濃い部分で足元の見えない枯れ枝に足を取られた。
そしてつんのめって、
目の前の立ち木に衝突した。
この時左手にカメラ、
右手に三脚を持っていたので、
手の平を開くことができず、
カメラを握ったまま、
左手小指を立ち木に強打して身体をとめた。
小指に強い痛みが走り、
見ると出血していた。
しかし痛みをこらえて動かすと、
かすかだが動くのでホッとした。
危なく小指を骨折するところだった。
笹が濃いところでは、
その笹に水分が溜っており、
膝から下を濡らす。
不快だが一貫して笹の丈が低いので助かる。
尾根筋はほぼ明瞭だが、
幅が広いところや、
枝尾根が多く現れるので、
要所にピンテを付けて進む。
そして300で細尾根に上がると、
緑豊かな枝の隙間から、
平取町方面が見えた。
誠に緑いっぱいの山域だ。
尾根筋は極端に細いところや、
緑美しい笹原などが現れて、
なかなか変化に富んで面白い。
美しい笹原では、
南東方向の樹木が切れて、
展望を楽しむことができた。
また、後半はシカ道がはっきりして、
まるで登山道を歩いているようだった。
最後は細尾根を越えて笹原を詰め、
11時40分、ニ等三角点「王幸納」。
人が訪れた痕跡は見当たらず、
知らずに地面からわずかに頭を出した、
標石の上に立っており、
足の裏のそれを見つけて驚いた。
簡単な昼食を摂り下山開始。
下山はピンテを回収しながら、
忠実に境界線上を戻る。
紛らわしい枝尾根の分岐では、
「やはりここにピンテは必要だった」、
と思わせるところがあるものだ。
そんなところがはっきり二カ所あった。
まあ、間違って枝尾根に入っても、
すぐに気付きはするのだが、
無駄に時間は使いたくない。
13時ちょうど、駐車地。
うん、なかなか面白い尾根歩きだった。